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豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

株式益回りと長期金利の格差

2007-02-03 09:32:58 | 株・いろいろ
 株式益回り(%)とは、(1株当たり利益÷株価)×100 で計算しますね。

 したがって株価が上がってくると株式益回りは下がってきます。

 もちろん1株当たり利益が増えれば株式益回りは上がります。

 現在4~12月の決算発表が行われている最中ですが、3月期末の予想利益をもとに算出した「東証第1部全銘柄の益回り」は昨日の株価で計算すると、4.52%です。

 この株式益回りを長期金利と比較します。

 昨日の10年物の国債利回り(これが長期金利の基準です)は1.725%でした。

 その格差は、4.52%-1.725%=2.795% となっています。

 経験則上、格差が3%を割り込むと、株式の高値警戒感が台頭しやすくなります。

 企業利益がどんどん増えてくれればいいのですが、そうでないと“要警戒ゾーン”が続いてしまいます。