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米FOMC,米景気「減速」認識、2日開催、ECB,英中央銀行理事会、米雇用統計待ち

2012-08-02 11:21:08 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「スーパーマン、内村航平、男子体操個人総合、金メダル」と1日付けのWSJ紙電子版に大きく出ていた。同紙ブログには、内村航平の団体戦でのミスれを跳ね返しての快挙だと、祝福するメッセージが並んでいた。男子200平泳ぎでは北島康介選手は3連覇ならず4位に終わった。

「ワールドWaveMorning」は朝7時に始まる。フランスF2ではオランド政権が富裕層により負担を求める。所得税、相続税増額、大企業に対しては法人税増税を進めていると紹介、その結果、オランド大統領の報酬はサルコジ前大統領より30%少なくなりますと解説していた。一方、フランスでは家賃が上昇している。来年から上げ幅を年2.2%以下に抑えられる。改装コストがかさむ一方での家賃抑制は厳しいと家主側の苦情を紹介していた。F2は3週間の夏季休暇に入る主要閣僚の姿を写していた。

フランスF2はシリアでは、ヨルダン国境の難民キャンプに14万に達する勢いで増えていると紹介していた。「死ぬか、捕まるか。必死で逃げて来た。」と語る子供4人連れの男性がインタビューに答えていた。8月8日付けのニューズウイーク誌日本版は「世界が見捨てるシリアの惨劇、地獄の内戦」と題して、悲惨な状況を詳しく特集している。アサド大統領夫人と3人の子供はロシアに招くことは決まっているとロシアの中東専門家は語った。ロシアは独裁者の歓迎することで有名だと書いていた。

米ブルームバーグは、FOMC声明文発表後、NY株式市場は下げに転じ、NYダウは前日比32ドル安、12,976ドルで終えたと伝え、目先、8月2,3日開催のECBの結果待ちだと解説していた。2日朝、5時45分放送の「モーニングサテライト」に出演した三菱東京UFJ銀行、鈴木敏之氏は「声明文の文言を細かく読めば、アメリカ経済の減速を強く伝える内容になっている。9月13日の次回FOMCでは、米FRBは、国債及び住宅ローン担保証券購入を含むQE3(量的緩和)に踏み切る。」と予測していた。1日付けのWSJ紙電子版によれば、声明文原文には「The economy has decelerated somewhat over the first half」(米国経済は上半期、やや減速した)という文言が見られる。鈴木敏之氏は「decelerate」(減速する)という言葉が今回の声明文では特に重要だとコメントしていた。1日のNY外国為替市場では、1ドル=78.41~47円、1ユーロ=95.90~93円で取引された。NY原油【WTI】はバレル88.91ドル、NY金はトロイオンス1,605ドルで取引された。

ニューズウイーク誌日本版最新号にカタル-二ヤ地方で猛暑続きで山火事が発生した。山火事だけではない。パレンシア洲に加えてカタルーニャ州も「火の車」で政府に財政支援を要請すると書いていた。ギリシャの次はスペイン、その後にイタリアが控えている。8月2,3日開かれるECB理事会でどんな手が打たれるのか。週末発表予定の米雇用統計と併せて固唾を飲んで世界が注目している。(了)

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