「4月2日にトランプ米大統領が「解放の日」と銘打って「相互関税」とその他関税を賦課すると述べたことが世界経済の先行き展望を不透明にさせている。4月2日に具体的発表の後、その傾向は強まるだろうと投資家は見ている。1日NY株は全般様子見した。」と1日、ブルームバーグ電子版は伝えた。2日朝放送の英BBCは放送冒頭で「スターマー英首相はトランプ米大統領に電話して世界一律関税賦課に見直しを求めたがトランプ大統領から手掛かりは得られなかった。「相互関税」一律20%が4月3日午前0時に賦課される。物価上昇と株安が続くと見られる。」と伝えた。英BBCは「①ミヤンマー軍事政権は28日の大地震で2,700人死亡と発表した。ミヤンマー国民は犠牲者の実際の数はそれよりはるかに多いことを知っている。②スーダン軍事政権が打倒された。最悪の事態は回避された。ただ、将来について確信が持てないと現地では見ている。」と伝えた。ドイツZDFは「CDU/CSU,SPDで連立協議が移民難民問題で相違が大きすぎて進展しない。」と伝えた。
1日、NY市場でダウは41,989ドル、11ドル、0.03%安。S&P500は5,633と21ポイント、0.38%高、ナスダックは17,449と150ポイント、0.87%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは21.77と0.03%低下。米10年債利回りは4.189%と2.29%低下した。NY外為市場では1ドル=149.82円、0.17%高、1ユーロ=161.69円、0.15%高、1英ポンド=193.53円、0.12%高。NY原油(WTI)はバレル71.11ドル、0.13%安、北海ブレントは同74.35ドル、0.08%安。NY金はオンス3,160.50ドル、0.46%高。ビットコインは8万5,112ドル、2.93%高で取引された。
2日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「①王毅外相は3日、ラブロフ外相と会談した。ラブロフ外相は「ロシアと中国は世界の多くの難しいことが起こるなかで世界の安定化に唯一貢献している。国連中心で進めることが重要だ。」と述べた。王毅外相は「中露両国の密接な関係強化を確認した。前例のない方向に持って行こうとしている。」と述べた。ウクライナ問題を第一に討議したと見られるが米国の対ロシア制裁継続やトランプ関税賦課で米中貿易摩擦が予想される。ロシアと中国との貿易拡大が討議されたことは明らかだ。王毅外相は習主席と面談を予定している。②中国は台湾周辺での軍事演習を実施した。中国報道官は「国家の主権と統一を守るための正当な行動だ」と述べた。」と伝えた。香港TVBは「王毅外相はロシアラブロフ外相と会談した。両国の貿易額は2,440億ドルを占める。両国の経済協力と貿易問題が重点的に討議されたと見られる。」と伝えた。タイMCOTは「ミヤンマー地震でタイの集合ビルが倒壊した。同じメーカーの使った資材で鉄筋の強度に基準を満たしていなかったことが調査で分った。全て外国人が関与していた。」と伝えた。ベトナムVTVは「①ベトナムでの集合住宅では1.2%しか耐震構造を満たしていない。倒壊の怖れがある集合住宅が余りにも多い。②沖縄戦での戦没者慰霊祭が1日行われた。20万人以上が犠牲となった。遺骨収集を続けている北川さんは二度と戦争を起こしてはならないと話した。」と伝えた。日々激動の世界で日本ひとり春うららである。(了)