
吉井貞俊・景観図巻展風景
江嵜企画代表・Ken
吉井貞俊・景観図巻展が、8月14,15両日、西宮神社会館2階大ホールで開かれている。吉井貞俊さんは、現在なお病気加療中である。当の展覧会の準備もあって、一時退院され、17日から又病院に戻られる予定だと、会場で、ご本人からお聞きした。氏の姿を絵の右隅に入れさせていただいて、会場の様子をいつものようにスケッチした。何故帽子をかぶっておられるのかについて、おつむをカムフラージュしとりますのや、とニヤリとしながら、小声で話された。
礼文南岬より利尻富士を望むなど「大八島三十六景」に始まり、甲山、新西宮ヨットハ―バ―、廣田神社、ご当地西宮えびす神社、白鹿、辰馬邸、酒蔵、甲子園球場などふくむ「西宮三十六景」、さらに、ベニス、ローマ、コンスタンチノ―ブル、ウイ―ン、アテネなどかって氏が訪れた海外でのスケッチを堪能することが出来た。
吉井貞俊さんは、昭和5年12月30日のお生まれであるから、そろそろ82歳である。70歳の時、平成12年に、東京ビッグサイトで開かれた日本ホビーショ―で、ホビー大賞グランプリを受賞された。最近では新幹線車窓速描、俗にいう「流れ絵」で、関西テレビにも出演された。西宮神社、権宮司さんというより、あの「流れ絵」で有名な吉井さんのこと?と知人から聞かれた事がある、多趣味、多才、異才の人物と呼んだ方がいいかもしれない。昨年暮れ、西宮文化協会長を勇退された。
お近くにお住まいで、お時間の許す方は、是非、会場へお運びいただければありがたいと思う次第である。(了)