ダリア全開
江嵜企画代表・Ken
梅雨の晴れ間、数日前にスケッチしていた全開のダリアを今朝彩色した。
6月はじめに勢いよく飛び出した先発隊の桔梗は後発隊との交代時期に
はいったようだ。
今年のダリアは珍しく元気がいい。取り立てて世話をした記憶はない。
下草を丹念に取り除いてやったことは、先般のドクダミと同じで素人
園芸の分際ではあるが、効果があることを改めて認識した。
ダリアの花言葉をヤフーブロッグで検索した。使っていい花言葉と
知らずに使うととんでもないことになるから注意が必要だと書いていた。
ダリアの花言葉は『華麗』と『優雅』。花に添える言葉としてふさわしい。
フランス革命当時、ダリアが流行していた。その時の花言葉は『感謝』
使ってはいけないダリアの花言葉は『裏切り』、『移り気』とあった。
これには次のようなエピソードがある。
ジョセフィーヌ・ド・ボアルネはことのほかダリアを愛した。彼女は
ダリアを自分の花だけにしたかった。ところが侍女がダリアの球根を
盗み自分の庭に植え替えてしまった。それ以後、ジョセフィーヌは
ダリアが嫌いになってしまった。
ダリアの花をスケッチしていたら通りがかりのご婦人が「ダリアは
珍しいですね。丹精に手入れされているのが分かります」と言われて
こちらの方が気恥しくなった。
当のご婦人は神戸に移り住んでから土の上で花が咲いているのを見ると
田舎で育った少女のころを思い出すと話された。
グロリオサが咲き始めた。スケッチしたい花である。むくげも開花した。
ほどなく紅葉葵も花をつけるだろう。花のお陰で元気をもらえる。(了)