(学校で教えてくれない経済学）
「①米商務省は26日、6月の米ＣPE物価価格指数が前年同月比2.5%増（5月：2.6%増）と発表した。エネルギー・商品除くコア指数は同2.6%増（5月:2.6%増）と2021年3月以降で最低の水準である。米FRBが9月末のFOMCで利下げに動くとの見方が強まった。②米ミシガン大学の7月米景況感指数は66.4、6月と変わらずと発表した。」と26日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
7月26日、NY市場でダウは40,589ドル、654ドル、1.64%高、S&P500は5,459と59ポント、1.11%高、ナスダックは17,357と176ポイント、1.03%高で取引を終えた。個別銘柄では日用品、工業品メーカーの３Ｍが好調な４~6月期業績見通しを26日発表後株価が127.16ドル、22.99%%高、1銘柄でダウ指数を155ポイント押し上げた。恐怖指数VIXは16.39と11.21%低下。米10年債利回りは4.194%と0.15%低下。NY外為市場で1ドル=153.75円、0.12%安、1ユーロ=166.92円、0.01%安、1英ポンド=197.91円、0.04%高。NY原油（WTI）はバレル76.44ドル、2.35%安、北海ブレント、同80.58ドル、2.12%安。ＮY金はオンス2，385.70ドル、1.37%高。ビットコインは6万7，918ドル、3.22%高で取引きされた。
27日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①26未明、パリにつながる高速航速鉄道の3か所でケーブル線が引き出され放火される事件が起こった。オリンピック見学やバカンス客に影響が出ている。イダルゴ、パリ市長は「オリンピック開会式に影響しない」と発表した。②燃料代が1年前の2倍になった。払い過ぎになっているのではないか。搾取されているとの声がアプリで高まっている。英小売組合はエネルギーの最新情報入手にみんなで協力していると発表した。③オバマ元米大統領夫妻が「ハリス氏のためにはなんでもする」とハリス氏に電話し受け答えする様子を動画配信した。」と伝えた。ドイツZDFは「①フランス高速鉄道の一部がケーブル線放火でマヒしている。警戒を怠っていたとみられる。誰による犯行なのか。動機は何か。背後関係は。今後も続くはじまりなのか。当局は調査中と発表した。②ショルツ独首相は不法移民の数が多すぎると発言した。③ドイツでハシカの数が増えている。コロナでは予防ワクチンの効果がないという風評被害がハシカ流行に影響した可能性がある。」と伝えた。フランス２は「26日未明、仏高速鉄道が攻撃された。目撃情報が多数寄せられている。影響は数日に及ぶと見られる。オリンピック開会式は予定通り行われる。警護体制強化している。馬に乗ると目線が広がり効果的だ。」と伝えた。シンガポールCNAは「①アセアン外相会議では王毅外相がラブロフ外相、上川外相など幅広く会合を開いている。27日には米国務長官と会談する。②中国とロシアが米アラスカ州の防空識別圏ではじめて合同軍事演習を行った。」と伝えた。日本では円相場が1ドル＝162円から同152円台まで一気にドル安・円高がここ数日進んだ。7月30，31日に日銀金融政策員会を見越した動きのようだが日銀が利上げを簡単に出来ない立場にあることを見落としていると臍（ほぞ）を噛むことが多い。よろず、一人よがりが一番怖い。（了）
