「中東情勢懸念がやや後退した。中国の経済対策が不十分との見方からドルが買い戻され8日NY株は反発した。市場は9日の米FOMC議事概要、10日の米9月消費者物価指数(CPI)に注目している」と8日、ロイター電が伝えた。ロイター電子版は「米国務省は「ヒズボラのナンバー2,ナイム・カセㇺ師は「レバノンのベリ国会議長の戦闘停止への努力を支持する。」と述べた」と伝えた。8日、ブルームバーグ電子版は「サムスン電子の今年7~9月期決算速報値で経常利益9.1兆ウオン(市場予想:11.5兆ウオン)、売り上げ:79兆ウオン(予想:81兆ウオン)と発表.半導体部門責任者が「自社の組織文化やプロセスを見直す」と謝罪した。AIで同業のSKハイニックスに後れを取った。8日の株価は6万ウオン、1.15%安、年初来20%下落した。」と伝えた。
8日、NY市場でダウは42,080ドル、126ドル、0.30%高、S&P500は5,751と55ポイント、0.97%高、ナスダックは18,182と259ポイント、1.45%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは21.42と5.39%低下。米10年債利回りは4.017%と0.30%低下。NY外為市場で1ドル=148.20円、0.07%高。1ユーロ=162.73円、0.09%高。1英ポンド=194.22円、0.21%高。NY原油(WTI)はバレル73.93ドル、4.13%安、北海ブレントは同77.54ドル、4.19%安。中東情勢懸念緩和と中国経済先行き懸念が売りを誘った。NY金はオンス2,641.10ドル、0.94%安。ビットコインは6万2,388ドル、0.23%高で取引された。
9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①ロシア人の男をスパイ容疑で国外退去させた、②イスラエルのヒズボラ攻撃では中途半端な対応が目立つ。イスラエルは南西部への攻撃を再開した。次になにが起こるか分からなくなってきたとイスラエルは見ている。③2024年度のノーベール物理学賞者の一人カナダ人のヒントン氏は「最も懸念されることはあくまで人間がAIを支配することだ」と話した。」と伝えた。ドイツZDFは「VWとトヨタを比べるとトヨタとの違いが目立つ。トヨタはハイブリット車で収益を上げている。VWはEVに集中し業績が悪化した。VWの市場は中国と欧州が大部分を占める。トヨタは世界幅広く輸出している。EVの価格下落、中国集中が裏目に出た。」と伝えた。シンガポールCNAは「①10月10~12日、ラオスでASEAN首脳会議が開かれる。9日、アセアン外相会議が開かれた。ミヤンマー情勢が冒頭協議された。ミヤンマーはいまだ態度をはっきりさせていない。ガザでの戦闘が収まっていない。殺し合いを止めるべきだと共同声明に盛り込むべきだとの議論が出ている。②中国がEUからのEV車に反ダンピング調査を始めた。」と伝えた。韓国KBSは「①サムスン電子の業績が危機に直面している。スマホとパソコン需要の減少が響き半導体の業績が悪化した。冬が訪れた結果でない。サムスン電子自体が冬だと指摘されている。②北朝鮮と中国との冷え込んだ関係が中国との国境を隔てる川から遠望できる。人の背丈の2倍のバリケートが新しく出来た。金主席は韓国に対する核攻撃は選択肢に入っていると語った。」と伝えた。石破首相は10日からのアセアン首脳会議に出席する。首相の外遊は就任後初めて。鼎の軽重が文字通り問われる。(了)