ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

どう思わせたいのか ・・・4月24日(日)の臨床実践塾 (連載8)

2016-04-14 01:02:56 | 診断即治療と虹彩学

  どう思われたいのか (^m^ ) (パワポ画像より) 



マーケ&ブランディング連載
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当院の治療は木、金、土の10:00~19:00です。


ブランドをつくるときには、顧客(患者さん)が「どう思うのか」をテーマにブランドを考えて行きます。
そのブランドに対して顧客がどう思っているのかを「ブランドパーセッション」と言いますが、ここがブランディングでの腕の見せどころです。

つまり、「どう思わせたいのか」と「ブランドパーセッション」が一致すれば、ブランディングは成功と言ってもいいと思います。
そのためには、3年後、5年後のブランドビジョンを持ってブランディングしていくというわけです。

若い人なら、3年、5年という歳月が長いと感じる人もいると思いますので、仮に1年後としてもいいと思います。
しかし、3年、5年というのはすぐですので、頭の片隅には「3年、5年」という歳月は残しておくほうがいいと思います。

ただ、ブランドビジョンを1年とした場合は、毎年ビジョンを書き替えなければならなので、傍から見ていると「行き当たりばったり」に見えます。
則ち、「思い付きで行動するタイプ」に見られ、信用度が落ちてきます。

また、鍼灸業界には、(私もそうですが)独立独歩や頑固者が多いので、「これが俺の方針なんだ。どう思われてもいいじゃないか」と言う人も、他業種に比べると多いような気がします。
それは鍼灸業というのは職人技で栄える業種なので、それでもいいのですが、それを患者さんが受け入れてくれるかが問題です。

そういう人はブランディングのことは考えないほうがいいかも知れません。
なぜなら、ブランディングは相手の気持ちの中に入り込まなければできないからです。
繰り返しますが、「どう思われたいのか」がテーマだからです。

MBAの学校で、ブランドパーセッションの模擬調査があり、多くの学生が苦労したようです。
当然私もちょっと苦労しました。
それは、自分自身の長所と短所(ポジティブインサイトとネガティブインサイト)を、身近な人に聞いて、それを書き留めて発表するのです。

ポジティブインサイトは簡単にできますし、あまり褒められて、「今晩一緒に飲もうか」と言いたくなる場面もありましたが、問題になるのはネガティブインサイトです。
「俺の欠点を言ってくれ」と頼んでも、なかなか本音を言ってくれる人はいません。
日本人はいい人が多いのです。
そのように教育されてきたのです。

だからなかなか調査が進みません。
それで私は京都まで行って自分のネガティブインサイトの調査をしたのですが、「時間がかかる」か「飲まないと出てこない」と最初から考えていたので、あるテクニックを使いました。
そのテクニックを使うと非常に便利で、比較的短時間で相手の本音を聞き出すことができるのですが、これから勉強する人のためにならないと思いますので、これは 4月24日(日)の臨床実践塾 で教えることにします。

と言っても、何も話さないとなると、ここまで読んで頂いた方々に申し訳ないので、別の方法をお話することにします。

ブランドパーセッションを裏側から見るのです。
つまり、現段階のブランドは、顧客(患者さん)にどこが嫌がられているのか、を考えるのです。
ブランディングは、前に話したように、「知ってもらう」「好きになってもらう」「買ってもらう(治療に来てもらう)」ですので、患者さんが来ないのは、あるいは患者さんが来なくなるのは、どこに原因があるのかを探るわけです。
つまり、それがネガティブインサイトになるからです。

ある人は、「駅から遠いから」と思っているかも知れないし、ある人は「あそこに行っても治らないから」と思っているかも知れません。
・院長が威張っているから
・スタッフの態度が悪いから
・院長もスタッフも患者さんを軽視するから
・治療院内が汚れているから
・宣伝と違うから
・自慢話ばかり聞かされるから
・人の悪口ばかり聞かされるから
・野球の話ばかりするから
・そこでは治りそうにないから
・鍼が痛いから
・養生法を教えてくれないから
・雰囲気が暗いから

このように書いてみると、結構あるものです。
見たくないもの、聞きたくないものもたくさんありますが、伸びる人は、そのようなことに対して考え方が違うのです。

伸びる人は「褒め言葉」を好みません。
叱ってくれるのを喜びます。
それはスタッフでも一緒です。
怒るとすぐふくれる人は伸びないし、長続きしません。

そこには原理原則というのがあるからです。
マーケティングで使うブランディングもその原理原則に従っているからです。
考えてみてください。
松下幸之助さんはマーケティングやブランディングを学んだでしょうか。

京セラ名誉会長の稲盛和夫氏は、事業計画の講演をした時に、聴講者から質問を受けたそうです。
「今、事業計画書を書いているのですが、何かアドバイスして頂けませんでしょうか」

すると応えたそうです。
「事業計画書? 何でそんな下らない事に時間をかけるんだ。事業を考えたら早く進めるんです」と。
それを読んだ時には私も「???えっ???」と思いましたが、後で考えると、「座学よりも行動哲学のほうが先だ!」と言っていると理解しました。

行動する事によって、必然的に人間学を学ぶ事になり、それが事業成功への路になると考えたからです。
人は、理屈っぽい人より、行動力のある人を好みます。

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