1月の米雇用数が前月比4.9万増加、失業率は6.7%から6.3%へ低下した。ただ、1年前の失業率は3.5%比べれば大きく戻っていない。失業者数も1,000万人と高止まりしている。部門別では小売り、37,800人減、バー＆レストランは19,400減少した。11月、12月の雇用数が共に156,000人減少に修正された。1月の増加も大きく減少した12月との比較での増加に過ぎない。一方、J&JのOneShotワクチンが公式に認可されれば供給不足が続く接種状況が改善される。イエレン米財務長官は「金融政策は正しく機能されなければならい」と発言、ワクチン接種拡大、新型コロナ対策を支援を示唆した。現在、米上院で審議中の1.9兆ドルコロナ対策追加予算案は民主50＋副大統領が賛成して共和党不在で成立されると見られている。
5日のＮY市場ではダウが31,148ドル、92ドル、0.3%高と堅調を維持した。S&P500,3,886 ,0.4%高、ナスダックは13,856,0.6%高と最高値を更新した。恐怖指数ＶIXは20.87へ4.1%下落、米10年債利回りは1.169%と0.6%上昇した。NY外為では1ドル＝105.39円とドル小幅安。1ユーロ＝126.98円、1英ポンド＝144.78円で取引された。NY原油(WTI)はバレル57.08ドル、1.5%高と昨年1月中旬の位置まで戻した。OPECプラスで減産継続確認と米原油在庫減がこのところの原油の回復相場を支えている。NY金は買い戻しでオンス1，815.10ドルへ1.3%値上りした。個別銘柄ではダウではナイキ、145.11ドル、3.2%高、ダウを29押し上げ、Ｊ＆Ｊ、164.45ドル、1.5%高、ダウを16押し上げた。ナスダックでは巣ごもり需要持続のズーム、419.59ドル、7.6%高が目立ったとロイター電子版が伝えた。
5日、WSJ紙電子版によれば、バイデン米大統領は4日、中国を“Most serious competitor”と表現した。2020年の米国の中国向け輸出は17.1%増加した。米国の対中国赤字は3,108億ドルと米全体の3番目に多い。バイデン大統領は中国との貿易には”tough approach”と述べた。seriousという言葉を日本語では、真面目に、重大に、深刻に、などと訳すが、日本語の意味以上に強く響く。Toughという言葉も日本語でもタフガイなどと使い、よく知られており、頑丈な、強いと、日本語に訳されるが、米国人が使う時は、厄介な、しつこい、油断ならないというニュワンスが含まれるケースが多い。バイデン氏の本気度が伝わる。バイデン氏に米大統領が代わると、対中国政策がトランプ時代と比べて柔軟になるという見方が今も根強くある。バイデン氏は敢えてそれを打ち消そうとしているのかもしれない。
6日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で中国CCTVは「外交部、汪報道官は「バイデン米大統領は5日、「中国と協力する分野が増えた。国益にかなうものであれば協力する」と言明した。」と伝えた。中国は「最も重大な競争者だ」とのバイデン氏の言葉に敢えて触れなかった。私見ながら、中国のアメリカとの関係を修復したいとの気持ちが強く表れているようで誠に興味深い。一方、夏季五輪を目前に控えて文字通り衆人看視の中で、日本のさる人が口にした言葉が内外から厳しい批判にさらされている。話し言葉であれ、書き言葉であれ、家庭でも学校でも、言葉選びすることの大切さを、今一度、子供のころから厳しく躾けておいて欲しい。（了）
5日のＮY市場ではダウが31,148ドル、92ドル、0.3%高と堅調を維持した。S&P500,3,886 ,0.4%高、ナスダックは13,856,0.6%高と最高値を更新した。恐怖指数ＶIXは20.87へ4.1%下落、米10年債利回りは1.169%と0.6%上昇した。NY外為では1ドル＝105.39円とドル小幅安。1ユーロ＝126.98円、1英ポンド＝144.78円で取引された。NY原油(WTI)はバレル57.08ドル、1.5%高と昨年1月中旬の位置まで戻した。OPECプラスで減産継続確認と米原油在庫減がこのところの原油の回復相場を支えている。NY金は買い戻しでオンス1，815.10ドルへ1.3%値上りした。個別銘柄ではダウではナイキ、145.11ドル、3.2%高、ダウを29押し上げ、Ｊ＆Ｊ、164.45ドル、1.5%高、ダウを16押し上げた。ナスダックでは巣ごもり需要持続のズーム、419.59ドル、7.6%高が目立ったとロイター電子版が伝えた。
5日、WSJ紙電子版によれば、バイデン米大統領は4日、中国を“Most serious competitor”と表現した。2020年の米国の中国向け輸出は17.1%増加した。米国の対中国赤字は3,108億ドルと米全体の3番目に多い。バイデン大統領は中国との貿易には”tough approach”と述べた。seriousという言葉を日本語では、真面目に、重大に、深刻に、などと訳すが、日本語の意味以上に強く響く。Toughという言葉も日本語でもタフガイなどと使い、よく知られており、頑丈な、強いと、日本語に訳されるが、米国人が使う時は、厄介な、しつこい、油断ならないというニュワンスが含まれるケースが多い。バイデン氏の本気度が伝わる。バイデン氏に米大統領が代わると、対中国政策がトランプ時代と比べて柔軟になるという見方が今も根強くある。バイデン氏は敢えてそれを打ち消そうとしているのかもしれない。
6日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で中国CCTVは「外交部、汪報道官は「バイデン米大統領は5日、「中国と協力する分野が増えた。国益にかなうものであれば協力する」と言明した。」と伝えた。中国は「最も重大な競争者だ」とのバイデン氏の言葉に敢えて触れなかった。私見ながら、中国のアメリカとの関係を修復したいとの気持ちが強く表れているようで誠に興味深い。一方、夏季五輪を目前に控えて文字通り衆人看視の中で、日本のさる人が口にした言葉が内外から厳しい批判にさらされている。話し言葉であれ、書き言葉であれ、家庭でも学校でも、言葉選びすることの大切さを、今一度、子供のころから厳しく躾けておいて欲しい。（了）
