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ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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世界経済悪化で、NYダウ9,000ドルであく抜け?!原油(WTI)2年後バレル50ドル?!

2012-07-25 10:38:05 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


こちら神戸でも連日、30℃を超える蒸し暑い日が続いている。窓越しに見える住吉幼稚園も夏休みに入った。園児と交代して、蝉が今を盛りと元気な声を聞かせてくれる。一昨日、開花した紅葉葵は、はや昨夕、哀れ地上に落ちていた。一日花とはよく言ったものだ。しかし無数のつぼみをつけて、次は自分の出番と待っている。植物の世界には、嫌気とか弱気とか聞いたことがありませんよと「経済学」の愛読者のお一人から先般メールをいただいた。言われてみればその通りである。植物さんの生命力にはたまげる。

朝5時台の「ワールドWave Morning」でドイツZDFが、アメリカの格付け会社がドイツ国債を「安定」から「弱含み」へ格下げ発表したことは、ショックだと語る庶民の声を紹介していた。ギリシャのユーロ離脱、スペイン、イタリアの相次ぐ信用不安で、余裕のあるドイツに一層の負担がかかることが避けられなくなった。何故ひとの国の面倒まで見なければならないのかという国民の不満との間で板挟みになっているメルケル政権も安閑としておれないなどと解説していた。

6時台の「ワールドWaveMorning」(経済情報)で、米ブルームバーグに久しぶりに登場した投資会社、BenWillis氏は「スペインの6地方州が政府に財政支援を要請した。マクドナルドの決算が予想を下回ったことやNY連銀レポートを見て、世界景気の先行き懸念が強まった。NYダウが9,000ドルまで下げればあく抜けするとの見方も出ている。」などと話していた。24日のNY証券取引所は、スペイン国債利回りが7.6% ,ドイツ格下げが影響してNYダウは3日連続安となる104ドル安、12,617ドルで取引を終えた。米10年物国債利回りは1.391%へ 低下した。NY原油(WTI)は中国の経済指標の7月PMIが小幅改善したことを受けてバレル36セント高、88.50ドルで取引を終えた。NY金はトロイオンス1.10ドル安、1,576ドルで取引を終えた。

上記「経済情報」に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「ドイツ、オランダ、ルクセンブルグ国債格下げの二ュ―スが響いて、ユーロが、一時、1ユーロ=1.2042ドルまで売られた。ユーロは対円でも売られ、1ユーロ=94.12円まで下げた。米住宅指標に回復の兆しが見られるが、景気全体をリードするまでの力はない。」などと解説していた。24日のNY外国為替市場は、1ドル=78.16~20円、1ユーロ=94.24~29円で取引を終えた。

24日付けのCNBC電子版によれば、7月の 中国のPMIが6月の48.2から49.5へ改善したが依然50に達していない。新規受注高は47.2から48.9へ増加したが、雇用指数は48.8から47.4へ低下した。中国政府は先に電撃的な2度にわたる利下げを実施したが、9月末をめどに再利下げの可能性ありと書いていた。金相場は昨年高値1918ドルから18% 下げ後も低迷、銅は年初から16%下げた。原油(WTI)は目先シリア情勢緊迫で持ちこたえるが、2年先を展望すれば世界景気悪化、需要不足、供給過剰でバレル50ドルも視野に入るとの専門家の見方を紹介していた。田んぼの中で草むしりだけしていると世界が見えなくなる。(了)

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