
紅葉葵第3弾
江嵜企画代表・Ken
朝5時台は、連日の猛暑の神戸も、さすがに凌ぎよい。神戸には風が流れているから好きだと、以前、日本画家の森田りえ子さんが話しておられたのをよく記憶している。前日の土曜日、つぼみだった紅葉葵が、まるでスキップ・ダンスをするかのように、そろい踏みで出迎えてくれた。
今咲いている紅葉葵は、実は、同じ日本画教室の仲間の一人のUさんの庭の苗木を3年前に分けてもらったものである。Uさんからは、花が咲いたらカリウムを欲しがるから時に追肥したらいいとアドバイスをもらっている。下草をたんねんにとってやること以外は、とりたてて世話のかからない子供である。ただ、連日のこの暑さである。水を欲しがっている時は、葉っぱを見ていればわかるので、そんなときは、水は切らさないように注意している。
つぼみの大きさは、せいぜい4センチほどである。つぼみの隙間から少し紅色をのぞかせるとそれが開花のサインである。元気よく飛びだしたストローに無数の雄蕊を従え、先端に雌しべがついている。まるで主役は私だと言わんばかりである。
母親になって真っ先に一番幸せを感じるのは赤ん坊の笑顔だという話をよく聞く。花の姿を見ていると母親の気持ちは、さもありなんと思うばかりである。紅葉葵の花言葉は、温和とヤフーで調べたら出ていた。花から元気をもらうことが出来、ひたすら感謝である。(了)