中国厳戒、鳥インフルエンザー学校で教えてくれない経済学

WSJ紙電子版（１０月３１日）によれば、中国政府は、死亡した１２歳の少女は通常の肺炎によるものであり、鳥インフレエンザウイルスH5N1型であるとの疑いを強く否定した。その一方で、中国政府は、H5N1ウイルスの鳥から人への感染を防ぐため厳戒態勢で臨むと声明を出したと伝えた。

WSJ紙によれば、中国政府は、H5N1型ウイルス拡散を防ぐためWHO(世界保健機構)を含め海外の保健関係者との緊密な連携をとり、関係機関に対して防疫検査官の中国国内の家禽農家立ち入り調査を受け入れたと伝えた。

また中国政府は、鳥インフルエンザウイルスの人への感染が確認されれば、国境閉鎖を協議すると発表した。

香港政庁は、１１月早々にも鳥インフレエンザに関する緊急レポートをまとめ発表するだろうと共同通信社は報じた。

米国では、ブッシュ大統領が、１１月１日、国立保健衛生研究所を訪問、米国政府の鳥インフルエンザ対策について演説する予定である。

トルコ政府当局は、トルコAkbaslar村で、７５０羽の鶏と鴨を殺処分した。

スロバキア政府当局は、同国の全ての家禽業者に対して野鳥との接触を一切禁じるよう通達を出した。

一方、日本では、１０月３１日、茨城県小川町の養鶏場「キミシマファーム」で、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと正式に発表した。同養鶏場は開放型（放し飼い）で、８万２，０００羽の殺処分命令が出された。１０月１３日、同養鶏場で、１４８万羽の殺処分命令が出ていた。今回の発覚は前回の検査逃れの疑いがあると共同通信は報じた。

２００４年２月、京都府丹波で鳥インフルエンザは発生した。当時、浅田農場の通報遅れなど対応のまずさが厳しく非難された。浅田農場はその後、倒産に追い込まれた。

WSJ紙によれば、中国政府は、事実関係を隠蔽した家禽農家には、厳罰で臨むと声明を出した。中国は渡り鳥の３０％の通過地点であるといわれる。H5N1ウイルスは渡り鳥が媒介することで広く知られているため、対応のむつかしさも同時に指摘されている。

日本という国には隠蔽体質が今なお根強く残っている。茨城県の対応が注目される。（了）

神戸市内にオアシス－３

神戸のオアシス・・・連載（１）（２）（３）（４）（５）（６）（７）（８）



先日、いつもご寄稿頂いている Kenさんが、日本画の部で「努力賞」を頂いたとの連絡を受けて、作品を見に行ったところが、神戸の「相楽園」。

以下の写真は全てクリックで拡大します

　


都会の中にも、こんなオアシスがあったのかと、感嘆の溜息が出た。
平面図では、こんな四角い敷地なのですが、中に入ると、塀の中にいる感じはまったくない。
　


作品を見た後、庭園を散歩していたら、ほんと別世界でした。
　

奥のほうに見えるのが、重要文化財の「船屋方」。
江戸時代、姫路藩主が河川での遊覧用に使っていた「川御座船」の屋形部分だけが陸揚げされたものだそうです。
偶然に陽光が差し込んでいて、「こんな写真が撮りたかった」という私の欲求を満たしてくれました。（ニコニコ）
　

船屋方の後ろに廻ってみると、こんな感じで凄い迫力がありました。
　

そこには、こんな説明書きがありました。