しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

タイタンの戦い

2010年04月25日 23時42分12秒 | 作品名(た行)
第181回「素晴らしい予告編を信じると・・・」

さて、今夜の映画「タイタンの戦い」は、映画館の予告編で観て以来、ファンタジー好きの私の心を捕らえてしまい、公開したら是非観ようと思っていた作品でした。

物語はオリンポスの神々と人間がいる世界。傲慢になりすぎた人間達に罰を与える為に動き出した神々の王ゼウス。その先陣を買って出た冥界の王ハーデス。それに対して人間達は少数の戦士で戦うしか道が残されていなかった。ゼウスと人間の間に生まれたペルセウスは人間として育ててくれた家族をハーデスの使い魔によって殺され、復讐を誓い人間達へ力を貸す事にした。

と、物語を書いていながら思った事がいくつか。つい先だってみた「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」に設定が酷似していませんか?時代すら違えども、主人公は半神(デミゴッド)だし、ゼウスやハーデス、ポセイドンなどなど「パーシー・・・」が思っていたより面白かったのに対して、この「タイタンの戦い」は想像していたよりも面白い作品ではありませんでした。

神々と人間という壮大な図式を描きながら、ものすごく小さな所で戦いが起こります。人間達は街1つを救いたいだけだし、手強そうな敵は次々と現れるのに、あっさりと倒されてしまう。特に最強と言うべきハーデスに至ってはものの数秒で決着という始末。
どうしてあんな脚本しか練れなかったのだろうと首を傾げながらの鑑賞となってしまいました。他にも突然登場する守護しているという女性の存在や、復讐を誓っていたはずなのにアッサリ解消するゼウスとペルセウスなど。ツッコミどころ満載でした。

作品としての点数は★★☆☆☆ですね。視覚効果とか衣装とか、そういう技術はもの凄いのですが、どんな映画も1番大事なのは脚本ですね。あんなに戦闘を簡素なものになってしまうのならば、物語をあんなに壮大にする必要はなかったような気します。

なんだか「ロード・オブ・ザ・リング」のようになりたくて、残念ながらなれなかった作品でした。予告編はあんなに良く出来ていたのになぁ・・・・

タイタンの戦い [Blu-ray]
サム・ワーシントン,ジェマ・アータートン,マッツ・ミケルセン,ジェイソン・フレミング,レイフ・ファインズ
ワーナー・ホーム・ビデオ


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シャッターアイランド | トップ | アリス・イン・ワンダーランド »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作品名(た行)」カテゴリの最新記事