しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ドクター・ストレンジ

2017年01月29日 23時23分36秒 | 作品名(た行)
第418回「久しぶりに1800円で映画を観たよ。」
2017年最初の映画鑑賞が月末になってしまうというのは、どうしてだろうと考えてみた。ちょっと前から続いている意欲の減退もそうだし、ブログを書くのに面白い作品で書きたいという思いからだろうか?そんな私が2017年最初に選んだ作品は、もちろん「ドクター・ストレンジ」です。フェーズ3に入ったマーベル映画の中心人物になると噂のドクター・ストレンジを最初に選んだのは必然とでもいうべきでしょう。

ニューヨークのとある病院に勤務するスティーブン・ストレンジは高慢な性格ながらも、その天才的な手腕で数々の手術を成功させてきた外科医。そんな彼はある日、交通事故で瀕死の重傷を負う。一命を取り留めたものの彼が目を覚ました時、彼の商売道具でもある両腕は、そのほとんどの機能を失っていた。多くの医者を訪ね、あらゆる治療法を試したが、彼を治せる医者はいなかった。外科医としての自信を失った彼はその人生までをも投げ出そうとしていた。ある日、いつものようにリハビリをしていた彼は、かつて下半身不随で彼も治療を諦めた患者が今は何事も無かったかのように歩いて暮らしているという話を耳にする。彼は藁にもすがる気持ちでその元患者を訪ねると、確かに何事も無かったかのように生活していた。彼から「カーマ・タージ」という場所へ行ったと聞いた彼はすぐに旅立った。そこはネパール・カトマンズ。必死で探しあてた寺院カーマ・タージにはエンシェント・ワンと名乗る人物がいた。そこで彼は魔術を目にし、魔術師になるべく厳しい修行を始める事となる。時を同じくし、かつてカーマ・タージで修練していたカエシリウスが闇の魔術を使い、世界を暗黒次元に陥れようと画策していた。

作品の評価としては、面白い作品に仕上がっていると思います。しかし、それはこの先の「マイティ・ソー/ラグナロク」や「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」へと続くための1つの作品として見た時の評価であって、単独作品として見るとちょっと説明不足な部分が多くある作品だったと思います。

私がブログでよく書く、エピソード0を描く難しさと魅力的な悪役については、ひとまずは合格点だったと思います。医者だった彼が魔術師としての道を選ぶ過程も無理なく描けていたし、まだ一人前にはなれていない描写もいい意味で今後の作品への期待となりました。もう一つの要素である悪役に関してはマッツ・ミケルセンが演じたカエシリウスは残念ながら、魅力的な悪役にはなりきれませんでした。要素は持っていたのですが、もう1人いた為に、魅力を出し切れなかったような気がします。その悪役は今作では登場はしないのですが・・・

点数は限りなく満点に近い★★★★☆です。ストレンジも魅力的なキャラクターですが、脇を固めるキャラクターがとても魅力的でした。そして今後の活躍が楽しみになる伏線をたくさん残した作品でした。(いつものエンディングも含めて)この後にストレンジがどのように成長し、アベンジャーズの面々とどのように絡んでいくのか?とても楽しみになる作品でした。単独作品としはちょっと物足りなさがありましたが・・・

吹替え版と字幕版の上映方法について、吹替え声優についてなど、言いたいことがいっぱいあるのですが、長くなりそうなので止めておきます。(笑)

本年もよろしくお願いいたします。

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ベネディクト・カンバーバッチ,マッツ・ミケルセン,ティルダ・スウィントン,レイチェル・マクアダムス,キウェテル・イジョフォー
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