第117回「多くの悲しみの中にあった1つの救い」
ディザスタームービーというジャンルはご存知ですか?古くは「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドン・アドベンチャー」、最近では「デイ・アフター・トゥモロー」「デイライト」などがあります。このジャンルが個人的には大好きです。多くの登場人物が登場し、極限状態の中で、生と死に向かい合っていく物語は、見応えのある人間ドラマです。
そして、今夜は珍しく邦画ですが「252 生存者あり」を観てきました。地震によって割れた地下海溝からメタンハイドレードが吹出し、その影響で海水温が急上昇、巨大な勢力を持った台風が東京を襲う。地下鉄構内に閉じ込められた人々は助かることができるのか?というのが簡単なストーリーです。
正直、事前のヤフーの映画ページでの点数を見ていると、おそらくこのブログでも酷評を書くことになるのかなぁ?なんて想像しながらの鑑賞でした。日本映画の多くは「感動の押し売り」が多くて、観た後に後悔することが多いので、あまり観ないのですが、この作品は好きなディザスタームービーだったので、低評価となったとしても観ておこうと思ったのでした。
で、観終わった現在の評価ですが、★★★★☆と意外にも結構いい評価となりました。最初の雹と高潮による被害が、あまりにも唐突だったり、台風が近づいてくる緊迫感がなかったりと悪いところを探せば、いくつもあるのですが、事前の期待薄だったせいかもしれませんが、評判ほど悪い作品ではなかったような気がします。
ディザスタームービーと呼ぶには、登場人物(閉じ込められる人)が少なすぎたり、全体的な被害の様子が伝わってこないので、ちょっと物足りないのですが、それでも見応えのある作品でした。
1つ苦言を呈すると、主人公の周りだけで起こった出来事ではなく、多くの死者がでた災害であることを忘れてはいけないのです。多くの悲しみの中で、数少ない奇跡のお話であることを…災害は決して奇麗事ではないのですから。
原作・脚本に「海猿」の小森陽一氏が担当していたのは正解だったと思います。しかし、どう見ても、主演の伊藤英明が「仙崎大輔」に見えてしまうのはしかたのないことでしょうか?
このあとに映画化される「海猿3」が楽しみです。
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ディザスタームービーというジャンルはご存知ですか?古くは「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドン・アドベンチャー」、最近では「デイ・アフター・トゥモロー」「デイライト」などがあります。このジャンルが個人的には大好きです。多くの登場人物が登場し、極限状態の中で、生と死に向かい合っていく物語は、見応えのある人間ドラマです。
そして、今夜は珍しく邦画ですが「252 生存者あり」を観てきました。地震によって割れた地下海溝からメタンハイドレードが吹出し、その影響で海水温が急上昇、巨大な勢力を持った台風が東京を襲う。地下鉄構内に閉じ込められた人々は助かることができるのか?というのが簡単なストーリーです。
正直、事前のヤフーの映画ページでの点数を見ていると、おそらくこのブログでも酷評を書くことになるのかなぁ?なんて想像しながらの鑑賞でした。日本映画の多くは「感動の押し売り」が多くて、観た後に後悔することが多いので、あまり観ないのですが、この作品は好きなディザスタームービーだったので、低評価となったとしても観ておこうと思ったのでした。
で、観終わった現在の評価ですが、★★★★☆と意外にも結構いい評価となりました。最初の雹と高潮による被害が、あまりにも唐突だったり、台風が近づいてくる緊迫感がなかったりと悪いところを探せば、いくつもあるのですが、事前の期待薄だったせいかもしれませんが、評判ほど悪い作品ではなかったような気がします。
ディザスタームービーと呼ぶには、登場人物(閉じ込められる人)が少なすぎたり、全体的な被害の様子が伝わってこないので、ちょっと物足りないのですが、それでも見応えのある作品でした。
1つ苦言を呈すると、主人公の周りだけで起こった出来事ではなく、多くの死者がでた災害であることを忘れてはいけないのです。多くの悲しみの中で、数少ない奇跡のお話であることを…災害は決して奇麗事ではないのですから。
原作・脚本に「海猿」の小森陽一氏が担当していたのは正解だったと思います。しかし、どう見ても、主演の伊藤英明が「仙崎大輔」に見えてしまうのはしかたのないことでしょうか?
このあとに映画化される「海猿3」が楽しみです。
252 生存者あり [Blu-ray] | |
伊藤英明,内野聖陽,山田孝之,香椎由宇,木村祐一 | |
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