ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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”去年の夏”の頃

2008年08月24日 | ミドリ色の屋根の頃
 暦の上では秋。普通なら残暑見舞いのコメントを書くところです。ここ数日涼しい日が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
 日本人選手が健闘した北京オリンピックは今日で閉幕ですね。私はというと、やんばるQさんと息子と3人で『崖の上のポニョ』を観に行きます。 

 今年の夏は、親子でラジオ体操、初メガネ(遠視…もとい老眼鏡ですよ★)、髪を初カラーリング(酸性カラー…もとい白髪隠し★)、化石発掘体験、最悪の夏風邪……と、初体験の多い夏でした。


♪『モントリオール讃歌』についての追記♪

 ずっと心に引っかかっていた、ルネの『モントリオール讃歌』がボイコットされたという記述があるにもかかわらず、実際に公の場で歌われていたことを証明するYouTube映像が、北京オリンピック開催に寄せてアップされたため、またまたスイッチが入ってしまい、『モントリオール讃歌』について3記事書いてしまいました(笑)。さらに、別件でネット・サーフィンしていて『ケベックの独立問題』について書かれたレポートや映像を見つけてしまいました。前回の記事に追加してサイト紹介を載せていますので、関心のある方は是非ご覧になってください。

※過去ログ「”モントリオール讃歌”の仏語詞の謎を解き明かせ」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/287.html

 『ケベックの独立運動』でのシャルル・ド・ゴール氏(元仏大統領 彼はルネが第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を獲得して帰国した時、空港で出迎えています。それもボイコットに関係しているように感じます。)がモントリオールで行った演説やケベックの歴史の映像、英系と仏系の考え方の違いや『ケベックの独立』の構想の全貌などが紹介されていますので興味深いです。リンクしませんでしたが、中には、紙でできたカナダの国旗を淡々と燃やしているだけの映像(だからかえって心理的に怖い)などもアップされていて、この問題の奥の深さを感じてしまいました。当時は独立運動全盛期でしたから、歌詞を選出したモントリオール市長も熱心な独立支持者であった可能性が高いです。そして、私の憶測に過ぎませんが、『モントリオール讃歌』でモントリオールをアピールし、オリンピックを成功させることが、モントリオールを含むケベックの力を世界に示し、ケベック独立につなげられると考えたのかもしれません。
 ただ、1995年に実施された独立をかけた国民(州民)投票レファレンダムで、賛成49.4、反対50.6という結果に終わってからは、モントリオールの大規模な水害などもあってか、立ち消えているようにも感じます。そして、若い世代の人たちは、「ケベコワ・ケベコワーズ(ケベック人)」意識が薄れ、むしろケベックから出たがっている若者が多いということですが…。
 こんな背景があって、さらにケベックの独立を指しているような連想をさせる歌詞が入っていたからこそ、ルネの『モントリオール讃歌』は開閉会式どちらでも歌われることがなかったのではないかという結論に達したのでした。


▲シングル「去年の夏」のジャケット
(『モントリオール讃歌』のジャケットとコスチュームが同じ?)


♪「去年の夏」の頃♪ 

 ルネは1975年3月の4度目の来日以降、変声前の長期の来日は、予定されていたものも中止されて、無くなってしまいました。変声後も、1983年3月27日に行われた第12回東京音楽祭世界大会に特別ゲストとして招待された時、26歳の時出演した『今夜だけ復活!栄光のアイドル・スター達』のためと、2003年4月にミュージカル『エルヴィス・ストーリー』のプロモーションのため以外、来日は無かったと思います。(これ以外の来日をご存知の方は是非情報をお寄せください!!)

 1975年7月か8月に発売された雑誌(裏面に細川知栄子(代表作『王家の紋章』)の34号読み切りというお知らせがあるので、週刊少女コミックに載った記事かもしれません)に、次のような質問が載りました。日本のルネ・ファンは、たとえレコードは発売されていても、ルネの来日を強く待ち望んでいたことが伺えますね。


スターニュース=決定版=あのねのね…

Q質問
★ルネ・シマールは、今カナダで何をやっているんですか? また、新曲や来日の予定があれば、教えてください!(愛知 石渡かほる)

 去年の今ごろ『ミドリ色の屋根』で、みごと東京音楽祭のグランプリを獲得したルネ。今はカナダを離れ、アメリカのロサンゼルスで、映画の撮影中。それに、英語の勉強もかねて、8月いっぱいはアメリカに滞在するそうです。ルネ自身は、この一年間に5㎝も身長がのびて、ひと回り大きくなったんだって。
 新曲は、7月1日に『ミドリ色~』と同じく、さいとう大三作詞、村井邦彦作曲の『去年の夏』が発売されました。ぐっとリズミカルな曲なので踊るにもピッタシよ。また、10月からフジテレビ系で放送されるアニメーション『家なき子』(仮題)の、主題歌を歌うことも決定! 今年の来日予定はないけれど、遅くとも来年の初めには、ひと回り大きくなったルネの姿を見られそう。お楽しみに!



▲「去年の夏」の歌詞カード

※”bebo bands musicographiesimard"
http://www.bebo.com/MusicAlbums.jsp?MemberId=2591195085


▲アメリカ時代のルネ
      ファン・クラブ「メープルメイツ」会誌より


 アメリカ時代のルネの活動は、”Rene Simard - Million Dollar Baby ”でご覧いただけます。
http://jp.youtube.com/watch?v=yHY1BuKrat4&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=V_VVZqGeGtw

 ここで出てくる『家なき子』の主題歌は、テレビ局の都合で放映が中止。「遅くとも来年初めには来日」と書いてありますが、この来日も中止になってしまいました。
 『旅するレミのテーマ』と『流れる水のように』は、ルネがレコーディングに入っていたようです。でも、そのテープはどこに行ってしまったのでしょう? もしどこかに埋もれているなら、せめて歌詞か楽譜だけでも見たいです!

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6 コメント

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Unknown (太陽の息子)
2008-08-25 11:49:25
今日は暇なので散歩に寄ってみました、(*^_^*)
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Unknown (shimazaki_rune)
2008-08-25 17:48:30
太陽の息子様
今度はゆっくりお立ち寄りください。
返信する
Unknown (ラーチ)
2008-08-28 18:45:32
仏語版「モントリオール讃歌」YouTubeで見させてもらいました。よく見つけましたね。
感激しました。
返信する
Unknown (shimazaki_rune)
2008-08-28 19:42:53
ラーチ様

 YouTube映像をご覧いただけたのですね。
良かったです。お知らせに伺おうかと
考えていたところです。
 仏語の歌詞を見つけて訳してみたところ、
オリンピックで歌われなかった原因の1つ
とも考えられるフレーズにぶつかりました。
ラーチさんはどう考えますか?
30年以上も経った今になって、
こんな話ができるなんて嬉しいことですね。
返信する
Unknown (ラーチ)
2008-08-29 22:19:12
『モントリオール讃歌』も英語版の未来志向の建設的な?歌詞に比べ仏語版はニュアンスがちがいますね。
自分はフランス語はさっぱりわかりませんので、頑張って訳詞されたのには改めて頭が下がります。
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Unknown (shimazaki_rune)
2008-08-30 17:58:39
ラーチ様

 やっぱり仏語詞には英語詞とは違った
ニュアンスを感じますよね。
 開会式は英語バージョンで対応しようと
していたのかもしれません。
結局、開会式でも閉会式でも
歌詞付きで歌われることはなく、
聖火が消える時ハミングで流すのが
やっとだったのでしょうか。
 でも、ルネが歌っている映像が
YouTubeで観られたので、私的には
満足しちゃっています。
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