ルネはテニスの王子様

　1974年当時の日本において、ルネは第３回東京音楽祭世界大会で、ブラウス・スーツを着て天使のような声で「ミドリ色の屋根」を歌い上げた印象が強烈だったため、小公子ばりの可憐な美少年…というイメージが強く残ってしまいました。そのため、ルネの髪を金髪と記憶している人がいたりします。「人なつっこくて悪戯好きな、ごく普通の１３歳の男の子」であることは、学習雑誌や芸能雑誌の特集記事等に書かれていたのですが、東京音楽祭は観たけれど、そのような雑誌は読まなかった方たちは、第２弾の「小さな生命」や「アヴェ・マリア」を歌うルネを見て、「可愛い外国の美少年」のイメージをさらに強めてしまったように思います。また、ドリフターズの「８時だよ！全員集合」に出演した時、マット運動で開脚前転(だったと記憶しています)が出来なかったルネを見て、運動音痴と思ってしまった方もいたようです(むかーし、ブログに書かれているのを読んだことがあります)。単に、カナダの体育のカリキュラムにマット運動がなかったとか、仕事で学校に通えないことが多いので、体育の授業を受けていなかっただけなのだと思います。だってルネは腕白で、オルレアン島のちびっ子アイス・ホッケー・チームの選手だったのですから！

　1976年頃のカナダのファン・クラブのプロフィールに、夏は水上スキー、水泳、テニス、ゴルフ。冬はスキー、スケート、ホッケー、スノー・モービルとありました。
　そして、カナダから取り寄せたスクラップ・ブックの中に、ルネがテニスをしている記事と、その時の生写真がありました。
　Facebookの”VIPPASSION SIMARD”からの情報では、1978年にクロード・ロビラール・センターで、筋ジストロフィーの方たちとテニスを楽しんだ時の記事だそうです。スクラップ・ブックでは、「若いケベックのアイドル、ルネ・シマールが障がい者のために楽しんだ」とタイトルを付けてまとめられていました。１７歳のルネがテニスをする様子は、ファンから見たら「テニスの王子様」だったでしょう！　画像でも分かるとおり、ルネ見たさの少女ファンがたくさん映っています。観客席は超満員の様子。ちなみにGisleさんもSophieさんもここに行っていたそうです。そして、この生写真は観客席からのアングルではないので、ファン・クラブで通信販売したものなのかもしれません。

　また、ルネはスポーツは好きでしたが、「天使の声」の可愛い少年歌手から、何でもこなせる男性スターに成長するために、英会話はもちろん、演技やダンスのレッスンを受けていきました。もともと可愛らしい容姿だったので、素材はばっちりだったルネ。トレーニング等の成果もあって、青年時代のルネは、なかなかのハンサムに成長していました。そして彼の努力が実って、ミュージカルやＴＶドラマの俳優、バラエティー番組の司会、新人の発掘や舞台監督…と、幅広い芸能活動を続け、カナダ、ケベックを代表するベテラン・スターとなった現在のルネは、父親としても夫としても素敵な男性ですよね！　


　前置きが長くなりましたが、「スポーツの秋」にルネのテニス姿を贈ります♡　　


▲テニスしているルネの生写真



▲強く打つためにルネは努力して身体をよく鍛えた

▲ルネは頭脳プレイのチャンスに熱狂する群衆の中心に入った

▲ルネとダブルスを組んでいるのはミシェル(ルネと同じユニフォームの女性)

▲こちらは1984年のルネ（PASSION SIMARDより）



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♪過去ログ「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/468.html