柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

救急隊が知りたい情報をまとめた赤いノート

2020年07月15日 | エンディングノート
私のアクティブノートは3部構成になっています。
赤、緑、黄色の三色で作られています。

赤いアクティブノートは緊急時用です。
表紙には
「救急隊の方へ」
「私の意識がない状態を発見した方は中を見てください」
とかかれています。


お一人暮らしが多いこと
高齢者夫婦が多いこと
子供と同居でも昼は高齢者だけが多いこと
を踏まえて緊急時を考えました

急に容態が悪くなって救急車を呼んでも
必要な情報がうまく伝えられない可能性があります。
赤いノートには救急隊が知りたい情報が書けるようになっています。

父が倒れた時、母は慌てるばかりで何の応対もできませんでした。
たまたま訪れていた次女が救急隊と対応してくれました。

伯母は家族がいないので夜中に発作で倒れ
私に電話をしてきた時には
すでに会話はできない状態でした。
急いで駆けつけましたが
私には詳細がわからず不安でした。

それだけでなく病院につく直前に心肺停止になり
医師から延命をどうしますか?と聞かれて
伯母の希望はどうだったのか?思い悩みました。

このような経験から
緊急時の対応が必要と赤いノートを別冊で作りました。

駆けつけてきた家族、親族が
延命などの本人の意思を確認できるように
意思表示のページも作りました。

大抵のエンディングノートは1冊でできています。
多分目につかないとこに保管すると思うので
これだと救急隊が発見することは無理ですし
家族さえ見つける事が出来ないかもしれません。

救急用の赤いノートは発見されやすいように
玄関ドアに下げるようになっているので
緊急連絡先を悪用されないように
ガイドブックの方には、注意を促す記入の方法が示されています。