柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀社の気付きとは・・・

2013年11月21日 | 葬祭スタッフ
長野県の葬儀社さんで社員研修をしてきました。
紅葉がきれいでした。
いい時期に行かせていただけて幸せです。

一日かけての長い研修でしたが
教えている私にも、充実感が残る研修でした。

こちらの葬儀社は、社員研修を長年されています。
私もコンサルタントになりたての頃
何回かお招きいただき、また数年ぶりにお声をかけていただきました。

研修中にグループでディスカッションをして発表する場があります。

その時に、感じたことがあります。

同じ職場が集中しないようにグループ分けをしたのですが
意見が活発に出ていました。
内容をまとめるのも短時間でできています。
またまとめた意見を模造紙に書き出して頂くのですが
この書き方に感心させられました。


題目に囲みをつける
一項目ごとに色を変える
重要ポイントに下線をつける

など、見る側への気遣いをしたグループが半数ありました。

また発表時には
同じような意見が出揃った後のグループが
「同意見なので割愛します」と時間を詰めて発表しました。

いきなりのこのような場を与えられて
瞬時にした書き込みや発表は
全体の目的や、必要性が見えないと中々できない行為です。

いつも気遣いをしているのだと感じました。


それを裏付けるようにトイレの中も気遣いで一杯でした。


花が綺麗に飾られています。
花瓶があるので花を差しました、という印象ではありません。
見ていただくために飾っています、と感じます。

またティッシュ、綿棒、ナプキン、はもとよりコロコロのローラーがあります

壁に取り付けられた紙コップには、うがい用とかかれています。

消毒用のスプレーにはインフルエンザ対策のため
ご協力をお願いする張り紙までありました。

このトイレを使った方は爽やかな気分になるのではないかしら。


気付きが必要とは、よく声に出しますが
形にして見せることも大切ですね。