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とにもかくにもごはん 小野寺文宣(著)2021年8月発行
たぶん、誰もが“ほっこり”した気持ちに、そして元気を取り戻せそうな一冊。
ウイルスや戦争や事故がつづく殺伐とした今の社会で、“ほっこり”はとても大事。
夫の死をきっかけに「子ども食堂」を始めた「波子さん」を主人公として、
波子さんを含め九つの章に、彼女と彼女と関わる各人のエピソードや人生が
語られていく形式で、各章ともコンパクトに描かれ、とても読みやすいです。
涙腺が緩んできた熟年としては、油断するとつい涙、、、ということもあり。
なので、電車などで読む場合は注意が必要!かも。
わがまま母
以下、本の案内文を転記(講談社)
出版社内容情報
うまくて、泣ける。
子ども食堂を取り巻くひとたちの生きづらさと希望を描く、老若男女群像劇。
午後5時開店、午後8時閉店。
亡き夫との思い出をきっかけに松井波子が開いた「クロード子ども食堂」。
スタッフは、夫とうまくいかない近所の主婦や、就活のアピール目的の大学生。
お客さんは、デートに向かうお母さんに置いていかれる小学生や、
娘と絶縁し孤独に暮らすおじいさん。
みんないろいろあるけれど、あたたかいごはんを食べれば、きっと元気になれるはず。
やさしくって、おいしくって、心にしみる。
子どもも大人もお年寄りも、みんなまとめていらっしゃい。