38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

彼岸花咲き、金木犀香る。

2017年09月23日 | 農と暮らしの日記
この数日で、畦の彼岸花が一斉に咲いた。
秋分の日で彼岸の中日。春の桜もそうだけど、植物の季節感覚(?)には本当に感心させられる。

奥の緑は先日も状況を載せた人参。
台風の大雨で叩かれたが、どうにか乗り切って生育が進んでいる。
赤い根の部分がもう5cmを超え、太さが2、3mmmというものもあり、まびきが追いつかない。

台風18号は高知から徳島、兵庫から北陸、日本海へと進んだ。
今回も石鎚のおかげで当地の被害はかなり抑えられたように思われる。ただ、これほど長く吹き降りが続いたのは久しぶりで、市内全域に避難準備情報が出た。翌日、翌々日も冠水したままの田んぼも街中では見かけたが、飯岡あたりはやはり丘陵だからか、水はわりと早くひいたようす。

翌朝、田んぼ(畑)を見に行ったら、すでに水は引いていた。
どこから流れて来たのかと思うようなあれこれが圃場内に散らかっていたけど、まあまあこの程度で済めばいいほうだ。このあたりの言葉でいえば「ことなかった」。胡瓜と三尺ささげの支柱が一部倒れたけど、そろそろ収穫も終わりだし、オクラや茄子も樹そのものが大きく傾いたが、しばらく眠ったあと、たぶんまた目を覚まし、少しずつ実をつけ始めるだろう。
空芯菜は風雨に叩かれて葉が切り刻まれ、新葉が伸びるまでひと休み。



台風で延びた町内の大般若と一斉清掃が今朝(土曜)あった。
8時開始。いつもは日曜なので若い人も多いのだけど、きょうは働き盛りの参加が少なく(50になった僕が一番若いくらい)、代わりにその親世代が出てきてくれているから、般若さんを担ぐのもちょっと大変。
清掃は台風で川や水路が自然にきれいになったので、全体的には楽な作業。

今朝、金木犀がほのかに香った。

この1週間弱、天気はおおむね曇り時々晴れ。
きのう金曜は昼前後に雨という予報だったのが朝から降り始め、夕方までしとしと降ったあと、夜にまた大雨となった。台風の畑が乾かないうちにまたたっぷりと水を吸ってしまったから、秋作の準備が進まない。といって、台風の前に植えていたらたぶんめちゃくくちゃになっていただろうし。
早い秋の訪れで喜んでいたが、なかなかうまくいかないものだ。



北朝鮮をめぐる国際情勢は予断を許さない日が続く。
対話か圧力かという議論もにぎやかだが、いずれにせよ各国が彼の国に何を求めているのかが素人の自分にはよくわからない。核兵器の開発をやめろといっても、圧力がかかればかかるほど向こうは身の危険を感じるわけだから開発をやめるわけにいかないだろうし、対話をいう国も何を求めて(何を譲って)対話しようというのか、これはメディアの責任かもしれないが、どうも情報が少ない。

相手が悪いのだと責めても賠償金がとれるわけでもなく、自分がけがをしたのでは仕方がない。
狂っていると評価する相手の行動を圧力で変えさせようというのは無理がある気がするが、それでもそれしか方法がないのだろうか。

<最近の野菜セットの例>
じゃが芋、胡瓜B品、長茄子、島オクラ、つるむらさき、モロヘイヤ、人参まびき菜。
セットにより、さつま芋、南瓜、三尺ささげ、空芯菜、穂じそなどから。
コメント
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