38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

台風で畑冠水、臨時休業。

2013年10月25日 | 農と暮らしの日記
本日午前現在、じゃが芋の畑が水没中。
というか、うちの畑がほぼ全体的に沈んでいる。ただ、午後には雨脚が弱まってきたから、おそらく徐々に水は引いてきているはず。

じゃが芋は地上部がかなり生育しているから、畝が水没してもなお畑であることがわかる。
しかし、レタスやキャベツなどの葉ものや、植え付けたばかりの玉葱などは完全に水中に沈んでしまっているから、水が引いてもその影響がどう残っていくのか、心配でしょうがないけど、いま心配してもしょうがない。
台風はいつか去り、水もいつか引いていく。

この時期の台風続きは多くの農家に大打撃だろう。
うちなどはまだそれぞれの野菜の作付けが少なく、あれがダメでもこれがある、これがだめでも次のがあるという(半ば開き直りもあるけど)、まあなんとか遅れ遅れながらも次々に播いて植えて、あえぎながらも少しずつ収穫して少しずつ出荷していけば、どうにかこうにか、大損はしないようになっている。

けれど、市場出荷など1作が大きい農家は大変だと思う。
いっときに播いたり植えたりする量が多いから、用意している苗も多いし、準備しなければならない畑も広い。大雨の数日後にやっと乾いた畑を1時間ほどで耕耘して1時間ほどで植えて、というようなわけにはいかない。もちろん、僕なんかに比べれば格段に段取りがよく、技術もあるからわずかの好機を逃さず生かしているはずだけれど、自分にはとてもできないなぁと思う。
単に、自分にはできないというだけのことかもしれないが。

台風27号接近の影響で、今日は四国が大雨の中心らしい。
木曜朝からの雨が3日目の今日もほぼ終日、降り続いている。未明から午前中はかなり激しく降り、大雨警報が出て小中学校とも臨時休業、真も渚も家でのんびり。



金曜、台風27号は九州のはるか南沖を東進中。3日目の雨が日没現在、まだ降り続いている。
午前:畑を見に行き、冒頭のような状況だから収穫は断念。
野菜セットの出荷は本日休止とし、明日または明後日の出荷ということで次々にお客さんに連絡をとる。

瓦屋さんに来てもらい、屋内のあちこちを見てもらう。
降雨中に天井などの湿り具合などを見てもらっておくと、晴れた日に屋根に上がって見てもらうときの参考になると聞いていたので。
昼まで机仕事。

午後:ホームセンターで買い物。
物が少なくすっきりしていると言われる藤田家だが、子どもたちが大きくなるにしたがって物が増え、押し入れの中などの思い切った整理が必要になったから、そのための簡易な収納家具を購入、帰宅して据え付け、整理など。

真は学校もバレーもなく、久々にたっぷりの遊び時間。
だけれど、真にとって外に出られない自由時間なんて意味がない、という感じ。仕方なく消しゴムハンコを作ったり割り箸で鉄砲やら毒矢(!)やらヒコーキやらを作ったり、それを家の中で飛ばしていて叱られたり。



台風27号の雨は、四国地方では今夜いっぱいの予報。
明日は上がって、今度は風が強くなるそうだ。晴れて強風なら畑が乾くのには文字通りの追い風となるからありがたい。ただし、「暴風」では困る。

まだまだ油断は禁物。
これから台風が近づく地域のみなさんも、くれぐれもお気をつけください。
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