道頓堀のフグ料理店「づぼらや」 新世界のフグ料理店「づぼらや」
コロナ騒ぎで始まった2020年(令和2年)長い半年が過ぎる
いつ収まるか分からない、どこまで拡がるか分からないコロナウイルス
そのアオリを受けていろんなものが無くなりそうだ
大阪ミナミの名物フグ料理の店「づぼらや」(現在休業中)が9月15日に閉店する
もともと経営が苦しかったところに新型コロナウイルスが重なったようだ
通天閣を背景に泳ぐフグのちょうちんは大阪を代表する景色であった
道頓堀では「大阪名物くいだおれ」が2008年に閉店した
店の看板人形「くいだおれ太郎」は別のところへ移ってしまった
閉店を聞いて「くいだおれ太郎」のように看板だけは残してほしいとの声もあるが
づぼら屋のフグは、道路に大きくはみ出しており違法広告物であったそうだ
建物が国の登録有形文化財になっている大阪生野区の銭湯「源ケ橋温泉」も
老朽化のため4月に廃業届を出していると新聞で見た
昨年から休業中だが経営者は建物だけは何とか残したいと言っているそうだ
以前「いきいきウオーク」の生野区巡りで行った記憶がある
ヒノキやイタリア産の大理石を使った重厚な内装と
「自由の女神」の彫像が付いた洋風窓が記憶に残っている
人が集まること自体が難しい今
新型コロナウイルスは人間だけでなく貴重な文化遺産や広告物も消し去ってしまいそうだ