先日、日野原聖路加国際病院名誉院長が105歳で亡くなった。
新聞には毎日のように著名人の訃報が出ている。
私も日記にそれらの訃報の中から関心のあった人の訃報を記している。
「一故人」 この本は最近(2012年~2016年)の間に亡くなった
著名人の中から著者の独断と偏見で選んだ人たちの生きざまを
記している。
2012年は浜田幸一、樋口広太郎、中村勘三郎など
2013年は大島渚など5名
2014年は高倉健など7名
2015年は最強の嫌われ者、第55代横綱北の湖敏満
「江川、ピーマン、北の湖」など5名
2016年は蜷川幸雄、中村紘子、加藤紘一など
私達が日常の記事では知り得ない、故人にまつわる
エピソードなどをサラッと書いている。
最後の加藤紘一、「総理になり損ねた男と、
彼を追い落とした男たち」では
自民党リベラル派の凋落とその後の自民党の堕落が
読み取れる。
一番驚いたのは、当時加藤と行動を共にした議員達は
単独で不信任案に賛成票を投じようとする加藤を止めた。
その中で「行きましょう、ここまで来て行かなきゃ
国民に見放されますよ!
勝ったって、負けたって関係ない闘いましょう」
と訴えた議員がいたそうだ。
誰あろう、現安部内閣の官房長官 菅義偉
10余年を経て悪タヌキになったものよ!