月曜日、国内のシーンでまた、Lemino配信の試合で好カード...というか、生き残りをかけたシビアなカードが発表されました。
8.27東洋太平洋王者の中嶋一輝 和氣慎吾と防衛戦 日本王者の奈良井翼は福井貫太とV1戦https://t.co/J9eP3hclh6 pic.twitter.com/DA5bvipeGI
— ボクシングビート (@beat_macc) June 17, 2024
Sバンタムの強打対決、共に評価を再度上昇させたい立場にある、サウスポー同士の一戦です。
中嶋一輝はOPBF再獲得なったものの、国内対決でしたし、和氣慎吾は世界ランカー、ベラスケスに辛勝したものの、ランク上昇はなく、内容的にも厳しかった。
どちらもひとつ「勝負」が求められている者同士、と言えるでしょう。
辛い意見を言えばいくらでも言えるかもしれませんが、やはり昔日では避け合っても不思議の無かったところ、TV局の縦割り時代が終わり、配信の時代になったからこそのカード、だとも言えそうで、そこは前向きに捉えるべきかと。
また、アンダーも充実してまして、奈良井翼に挑むのが、佐川遼をKOした実力派、石田順裕ジムのプロ第一号、福井貫太。これまた楽しみ。
新王者の奈良井、その王者としての真価を問うのにうってつけのカードです。これまた良いマッチメイク。
このほかにも安達陸虎vs小林柾貴、田村亮一vs杉本太一など、それぞれに見どころあり、と思うカードが並びます。
Leminoフェニックスバトルは、新旧や中央地方問わず、頑張っている選手が、古い敷居を越えて集い闘う場として、すっかり定着してきた感がありますが、この興行もその一環、延長線上にある、好ましいラインナップです。
こういうイベントを継続的に提供してくれる、プロモーターとしての大橋秀行会長には、日頃つべこべあれこれ文句つけといてナニですが、素直に拍手したい気持ちです。
いや、本当に、良い意味でこだわりなく、間口を広げているところが、すごく良いと思いますね。
ライブ配信がない頃だったら、迷わずホールに突撃していたところです。ていうか、今でもそうすべきかなあ、と、ちょっと本気で考えてますけども...。
シビアですが、当の選手にとっては、組んで欲しい試合でもあったと思います。やる甲斐のなさそうな試合しか組まれないとか、そもそも試合自体が組まれなかったりとかより、遙かに良い話でもあろうと。
奈良井は挑戦者の立場で他所へ出るのでなく、王者になった後ですからね。まあ、離れたんでしょうね。さもありなん、という。
配信に関しては色々聞くに、思う以上に良い条件らしいので、もちろん成果は上がっているんでしょうね。どこも具体的な数字を出さないですが、ここまで続き、増えていること自体は、ひとつの答えと見て良いのではないかと。
確かに大橋会長は、過大に見られている(見せている)部分もありますが、功績もまた大きく、世代を代表するボクシング人として、高く評価されるべきだとも思います。ただ仰る通り、国外ではまだ...まあ、本田会長と比べるのも酷ですけども、井上尚弥のマネージャー、プロモーターとして名も知れ、実績も残していく中、本田会長に次ぐ存在として認知されていくんではないですかね。ただし、今すぐにとはいかないでしょうが。しかし、ドヘニーもギボンズ案件なんですか。いやはや...。
奈良井は3150からはとっくに離脱?でしょうか。3150の興行数が減る中、Lemino は逆に増えてるので、自然とこちらに流れる選手も出てきますね。こちらも配信コンテンツとして人気が上がっているかは怪しいですが、Abema ほど結果を急かされていない印象です。まあ井上いますしね。
大橋会長は、それはちょっとと思うことも多々ありますが、何だかんだでバランス感覚に優れた大人物と思います。プロモーターとして商売上手な一方で、利益度外視な面も多く見られますし。ただ心配なのは、特に国外での政治力、交渉力ですね。実際のところ、本田会長抜きでまとめられる話ってどの程度なのだろうかと。ドヘニーもいつのまにかギボンズ氏が関わっているようで。あんまりそこに頼るのもなぁと。