さて、今頃ですが日曜の感想とか、話題もあれこれありまして...と思っていたらビッグニュースが飛び込んできました。
WBAバンタム級チャンピオン堤聖也、目の負傷(手術したとか)のため、休養王者に。
WBA暫定王者アントニオ・バルガスに、比嘉大吾が挑戦する運び。7月にも開催と。
日本人独占のバンタム級に激震!WBA王者の堤聖也が怪我で休養王者へ…7月に暫定王者バルガスと比嘉大吾が世界戦か(RONSPO)#Yahooニュースhttps://t.co/Pc13qbgdAc
— takeru ooba (@OobaTakeru) May 13, 2025
「目の負傷」というのは具体的にどういうものかわかりませんが、本人のX投稿によると手術を受け、経過も良好であると。
ニュースにも出てますが
— 堤 聖也 (つつみん) (@GoodOzanari) May 14, 2025
休養王者になる運びとなりました。
2年前から目の問題を抱えており
誤魔化しながら戦っていました
今は手術も終わり経過も良好です
復帰目処のタイミングと、指名試合の期間及び相手陣営との折り合いがつかず
休養王者になる事になったみたいです
今一番「休養して欲しい王者」だった堤聖也が、本当に休養王者になってしまうというのは、何だか複雑でもありますが。
何しろ日本王者時代から激戦続き、ひとつタイ人とやった試合以外は、常に最上位かそれに近い相手と戦い続けてきたわけですし。
今回、6月の試合出場がなく、ちょっとスケジュールに余裕が出来たかと思ったら、また極端な方に話が振れてしまいましたね。
しかしこればかりは仕方ないことでもあり、程良く休み、再び起つ姿を見せてもらいたいものです。楽しみに待ちましょう。
しかし話どおりに7月、比嘉大吾が挑むとなると、三試合連続での世界挑戦、ノンタイトルひとつも挟まずに、ということになります。
昭和の、TV局が枠決めて、カードはあとから叩き込み、みたいな時代にも、或いは今からすると常軌を逸するレベルの人気を誇った辰吉丈一郎関連でも、さすがに無かった話です。
まあ、今回のような特殊な事情でもあり、また団体数も階級数も違い、時代も違うから、という納得は出来るのでしょうが、それにしたってなあ、という気持ちも、心の片隅にはありますね。
で、その試合というか興行については、こないな情報?というか、お話も。
July on Prime Video (my prediction)
— OLE (@pinoyboxingno1) May 13, 2025
Daigo Higa vs Antonio Vargas for the WBA Bantamweight Championship
Kyosuke Takami vs Panya Pradabsri for the WBC Light Flyweight Championship
Anthony Olascuaga vs Carlos Camacho for the WBO Flyweight Championship pic.twitter.com/7jyPHSD0r9
なんかまた、えらく香ばしい感じのラインナップやおまへんか(笑)という。
高見享介には、もうそういう話が来ているんですかね。凄いですね。まあ、あの試合ぶり見たら、それも当然ですか。
しかしパンヤはカルロス・カニサレスと再戦するのかと思っていたら、いつまで経ってもやりませんね。まあ、事情はだいたい読めますが。碌なものではないですなー。ハァ。
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さて、今頃感想ですが、日曜のWOWOWオンデマンド、トップランク興行。
近年のアマチュア界を代表する名選手のひとり、成松大介さんのX投稿をご紹介。やっぱりアマの頃から強かったんですね。
SFe級タイトルマッチ
— 成松大介 (@narimatsudaisu1) May 13, 2025
ナバレッテvsチャーリーはバッティングではなくパンチによるカットだったのに無効試合?チャーリーの勝利に変更されるのかと思った
チャーリー・スアレス🇵🇭は2014アジア大会ライト級🥈リオ五輪出場
ちなみに自分が国際大会で初めて負けた相手がチャーリーでした。
強かったな〜
チャーリー・スアレス、ラフでタフなエマヌエル・ナバレッテ相手に、乱戦模様になってもパンチの威力と精度を見せて、大健闘していましたが、結果はご存じの通り負傷判定での負け。
しかしどう見てもパンチが先に入り、頭はかすめたかどうかもよくわからん、というあの映像を見て、それでもバッティングです、と裁定するあたりは、いかにもメキシカン、ヒスパニック優遇が横行する、トップランク興行の臭みを改めて嗅いだ、というところですね。
ボブ・アラムは契約切れのESPNに変わる放送、配信先との契約を近々、公にすると語ったそうですが、こんな不細工な真似を繰り返していて、引き受け先なんかあるのかね、と皮肉のひとつも言いたくなります。
ま、そんなことは誰も気にしていない、というのが、あの試合中継を見る層の大半を占めるのかもしれませんけども。
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さて、Webスポルティーバにて掲載されている、往年の名ボクサーの勇姿を振り返るシリーズ連載。
元ボクシング・マガジン編集長にして、リングの安全管理問題などにも深く取り組んだ名記者、宮崎正博氏の手によるものです。
最新記事は大橋秀行。記事にもあるとおり、今や「会長」という言葉抜きには語れない存在ですが。
日本ボクシング世界王者列伝:大橋秀行 『天才』の肩書きを凌駕する努力で残した拳の足跡と経営者としての手腕(webスポルティーバ)#Yahooニュースhttps://t.co/LfBJT4BX8x
— takeru ooba (@OobaTakeru) May 14, 2025
若い井上尚弥ファンの方々には、この若き日のポートレイトを見るだけで驚愕、という向きもおられましょうが(笑)。
私も以前の記事で少し触れましたが、本当に色んな意味で強烈な印象を残す、目を離せない存在感のあるボクサーでした。
単に天才だ、世界タイトル二度獲得だ、世界挑戦連敗を止めたヒーローだ、というだけでは語りきれない、異形のハードパンチャー、でありました。
そんなことで、良い記事見つけたついでに、手持ちの動画でささっと、こんなものをこしらえました。
基本「ええトコ」だけ、という基準で作りました(笑)。
期間限定というか、数日で消すつもりです。お早めにご覧くださいませ。
ナバレッテね。あのブヨブヨで大きめの上体に細い下肢。あれで大きなパンチ振ればバランス悪いの当たり前。スアレス上手く当ててたように見えましたし、私スローで見た時も「これでどうやればバッティングで切れるの?」という感じでしたからね。判定含めて外れでしたね。先は長くないでしょう。あの程度なら日曜日に鮮やか左フック決めた堤くんなら勝てるんじゃないでしょうか。大きく振るパンチが距離感に誤差を生じさせる可能性無くはないですが、カウンター決めれそう。というかこんな判定で生き残っただけのナバレッテなんぞ早く下ろして欲しいです
私の経験だと、突然目に煤がかかり、半径5mm程度の穴しか見えなくなりました。
見えない原因は、裂孔からの硝子体出血でした。早く、優秀な眼科で手術。硝子体液の交換と裂孔部にレーザー当てて3、40分で終わります。翌日、目開けた時の光見えた感激は忘れられない。
コンタクトレンズも30日後からOKでした。
60過ぎの私と現役アスリートは一緒には出来ませんが、裂孔でしたら、リングに立つ事は大丈夫と思います。あくまで、自分の体験からですが。
比嘉ですか?那須川天心が挑むのが本筋だと思いますが。7月の試合キャンセルして。
20代の青くさい所感かも知れませんが。60過ぎのオヤジもそう思います。
> 堤ちチャンピオン、仮に網膜裂孔だとしたら。... への返信
あくまで、仮にそうだったらとしたらの、体験含む所感です。誤解なきよう。
どの程度の症状なのか不明ですが、今は治癒優先ですね。良い休養になれば、というのは同感です。
ナバレッテはあの重みのある変則攻撃で押し切れたらいいですが、スアレスはしっかり対抗してました。あのスロー映像はくどい程(巻き戻しもしてましたね)繰り返し流れてて、角度によっては、パンチ→出血→アタマかすめる、という順番が視認出来るものもありました。あれで勝ちにしてもらえるんだから良いですね。トップランクの「設定」ですものね。堤駿斗で攻略なるかというと、まだ難しい部分もありましょうか。
>てつじんさん
貴重なお話です。堤聖也はイベント出席などの予定もあるらしいですし、少なくとも身動き取れず治療に専念、という感じではないらしいですね。網膜剥離で重傷だったら、そうはいかないでしょうが、仰るようなイメージで、裂孔まで、の話なら幸いなことです。
那須川天心、WBAランクの順番でいうと一番上ですね。6月に試合あるので、ということでしょうが、どうしてもというならキャンセルは出来るんでしょう。しかし今WBA獲ると、その後の始末...というか、そういう道は行きたくないという意志が働くんでしょう...かね。
ところでバルガス、比嘉戦はWBA正規の決定戦になるんですかね?暫定戦て、認められてないはずですものね。その辺もまだ、よくわかりません。