そんなことで明日はABEMAで二大タイトルマッチ。今や貴重な無料配信ということもあり、ありがたく見ます。
とはいえ関心は、順番でいえばセミに当たる、IBFミニマム級タイトルマッチ、ペドロ・タドゥランvs重岡銀次朗のリマッチにのみありますが。
両者それぞれ、試合に向けての意気込みを語っています。前王者、重岡銀次朗から。
【5.24 公開練習】重岡銀次朗「KOを狙いに行く」 |3150FIGHT公式サイト|プロボクシング興行イベント https://t.co/5t0YsYPV0J
— 3150×LUSHBOMU NEWS (@3150Fight) May 17, 2025
銀次朗は「自分自身のボクシングも少し変わった感覚がある」と語っていますが、具体的にどうというコメントはなかったようです。
前回の試合内容は、前半からパンチ力、手数、ガードの防御率、大差はないにしても、どの部分でもタドゥランが銀次朗を少しずつ上回り、打ち勝っていく過程で、タドゥランの左ヒットによる銀次朗の眼窩底骨折があり、ワンサイドの展開になった、というものでした。
正直、再戦に向けて具体的に勝ち筋が見えるかというとそうではなく、要はより強く多く打ち、より堅く締めて構えて多く防いで、打ち勝っていくしかない、という話になるのでしょう。その上で、得意の左アッパー、レバーブローが決められれば、という。
今から足使って捌いて、激しく出入りして、とか、全く違うことをやれるかというと、ちょっとなさそうです。
あるとしても、序盤先手を取って優勢に立ち、ダメージを与えられたら、その後の展開次第で、という程度でしょう。
そういう真っ向勝負というか、言えば裏のない攻防で上回れるかどうか。
だとしたら傍目には、俗に言う「面白い」試合は保証されている、のかもしれません。
しかし前回敗れた側の重岡銀次朗にすれば、これほど厳しい試練の一戦はない、とも言えるでしょう。
そして同時に、もしこの試合に勝てたら、それは相当な難事を成し遂げたという意味で、感動的なことだとも。
はてさて、どうなりますか。
王者ペドロ・タドゥランも公開練習で取材対応しています。
IBFミニマム級王者タドゥラン「重岡をもう一度KOする」と気合い十分https://t.co/brfZ3fbhEo pic.twitter.com/ap2BwIIkB2
— ボクシングビート (@beat_macc) May 20, 2025
何か余裕の構えに見えますね。もちろん、王者の自信ということでしょうが。
しかしアンジェロ・レオ同様、とのことですが、日本の漫画やアニメって、ホントに広範に好まれているんですねー。
「はじめの一歩」ですか。ベタベタの日本人たる私はというと、とうの昔に振り落とされて、もう全然読んでいないというのに。
前回ああだったから今回は、と策を練るイメージではないですね。結局技と力で真っ向から行って打ち勝つか、ボディ効かせられるか、という話にそのままなるような。ただ、はっきり捌きにかかるのは無理としても、防御面で精度を上げるとか、攻撃も力みすぎずに違う味付けで攻める、とか、その辺、一見分かりにくいかもしれない何かの心がけは必要かもしれません。まあ、前回とて序盤から打ち負けつつありましたが、眼窩底骨折をしたあとも、あれだけ奮戦したのだから、実力に大差があるわけではない、という見方も、しようと思えば出来る力関係ではありましょうか。都合の良い見方に過ぎないかもしれませんが...。