ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

売ってたよ 足踏みミシンのベルト!

2013年07月16日 | 雑誌から


          「テッセン」  今年は花付きが悪かったです        (13-7-3)


夕べから、今日は「足踏みミシンのベルト探しに行こう!」と思っていました。

お店は10時ごろ開店だろうから9時半に家を出ようと思っていました。バスに
乗って、阪神尼崎へ。そして三和通り(本当は中央商店街というようですが、)
に、昔、やっぱりベルトを買いに行ったお店があったからです。

バスに乗ると「XX(私)さんではありませんか?」と声が掛かりました。その方を
見ると、確かに知ったお顔です。相手は私の名前を覚えてくださっていたのに、
私はすっかり忘れています。面目ない! でもね彼女は私より20歳近くお若い
はずです。だから勘弁してもらいましょう。

「この頃図書館でお会いしませんね?」と聞くと「あまり行っていないのよ。暑い
から、今日は市役所に用事なんです」「私はね、三和のミシンやさんに足踏み
ミシンのベルトを買いに行くのよ。今でも足踏みミシンって売ってるのかしらね
~」「足踏みミシン? いや~、売ってないんじゃないですか。まもなくそのミシ
ン博物館入りですね~。」

「お会いできてよかったわ、又元気で、ひょっこり何処かでお会いしたいです」
私はすかさずいいました、例の言葉を「声をかけてくださって、ありがとうござい
ました」って。声賭けがなければ、私は座席を求めて奥に歩いたと思います。
なんだかすがすがしい気持ちになりました。「ベルトあるかしら?」と心配した
気持ちが吹っ飛んだようです。




この商店街は、このタイガースの「優勝まで、後何日」で一寸有名ですね。

本通りは相当長いのです。行けども行けども「ミシンやさん」がありません。昔
と違って「パチンコ」「パチスロ」のお店が多いのです。もう終点、という頃、「やっ
ぱりなかったか!」と諦めたころ、そのお店はありました。

私は早速お店に入りましたが、何十台とあるミシン、全て電動です。嫌~な予感
がして、店主に尋ねました。「今は、足踏みミシンって売ってないのでしょうか?
「ハイ、もう製造中止です」「製造中止ということは、ミシンのベルトはありません
ね?」「ベルトありますよ」予期せぬ答えです。あった! 来てみて良かった!
 諦める前に、行動してよかった!

ついでに、白黒の糸も買って、大喜びで帰って来ました。ベルとをつけるのに、
大汗をかき1時間以上かかりました。糸の針具合が、きつすぎると、使えなく
なります。ゆるすぎると空回りします。慎重に慎重に、少しずつ、きる、つなぐ
を繰り返しました。

出来上がったときは「バンザ~イ!」って気持ちです。ついでに油もさしてあ
げました。これで、また使える! 私がいなくなるまで、使い続けられる、嬉
しいな!




ベルトが見つかって、動き始めた私のミシンです。若い頃の外出着は、全て手作り
でした。息子たちの中学生までのズボンもこのミシンで手作りでした。セーター類
は勿論手編みです。私の手はよく働きました。このミシンも働きものです。

もう少し、縫う楽しみを一緒にしましょう。 幸せに胸を膨らませた一日でした。

                                (2140回)





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