「木彫りのお雛様」 尼崎スポーツクラブ・ウッディ (11-3-1)
今日から3月、1月は往く、2月は逃げるそして3月は去ると言われているように、
アット言う間に1年の1/4は過ぎていきそうです。一日中小雨が降っていました。
いつも通り歩いてウッディに行きました。
ススキ先生がお休みで若い先生でした。タンクトップにだぼだぼズボン、サスペン
サーを腰にたらした、現代っ子先生。スズキ先生も20年前はタンクトップに半ズ
ボンかタイツ姿でしたね。あれから20年経って、今は半そでにズボンです。30歳
前後だった先生もいまや50を越えられました。
昨日の続きなんですけれどね。私の右隣が空席でした。「誰?」「フジタや、あい
つは何時も遅れてくるからな~」「そやそや」と友は言う。私は一度も同じクラス
になったことはありませんが、勉強が出来ると言う事で知っていました。大学病院
の医師になった人です。
次々お料理は運ばれてきますが、来ません。お料理はメインの肉とデザートだけ
は各々持ってこられましたが、他はテーブルの真ん中が中華料理のようなターン
テーブルで、そこに人数分だけの数が載った大皿で運ばれてきます。だから彼の
分だけがぽつんと残るのです。仕方が無いので私はお隣のよしみで彼のお皿にと
っておきました。やっぱり相当遅れて彼はやってきて、何も言わず当然のように、
自分のお皿にとってある料理を食べました。
誰かが寄って来て聞きました。「今でも医者やってるん?」「も~やってないけど、
悪いことしなかったら、医師免許は一生持っておれる。今は『日本の森林、水資源
を守る』ことしてる」私が聞きました「森林を守るって、まさか中国の買占めに関
係ある?」「その通り!和歌山の大台ケ原知ってる?」「知ってる」「その付近の
山主が、遺産相続で山を売ることになった、それを知った中国が買いにきたんや」
「やっぱり! 北海道は散々買われたと聞いているけど、関西はまだや思ってた」
「違うよ、関西にも手が伸びてる。それを知った僕達の会が1億円のお金を集めて
その山を買ったんやで~。その経過報告が今日あって遅れたんや」と色々の書類
を見せてくれました。確かに1億円で買ったという新聞のコピーも見ました。
「子どもにお金残すんやったら、日本の国に残したってや、ボクも大分寄付したよ
と会員になるパンフレットをくれました。初めは、今の日本の林業はほったらかし
で荒れ放題、生き物が食べ物もなくなり、山から下りてくるという状態が増えてい
るし、木の弱りで保水量も減っている。台風や大雨でも崩れない強い森を造って、
熊達の餌場も復元するような豊かな生態系の復元をしようということで始まった会
だそうです。
そこに中国の買取話が持ち上がり、そうはさせじと募金運動をして買い取ったそう
です。
この話を聞いただけでも、参加してよかったと思います。しかし楽しみにしていた
お料理が、前菜のサラダを除いて不味かったのが残念でした。有名なホテルなの
に何故? 800人と言う大人数だったからつくり置きは仕方が無いけど、それに
しても箱寿司の不味さは(おなかが空いていたから食べましたが)生まれて始めて
の不味さでした。
長浜の商店街の「お雛様」