妹のナツ

妹・芋子もmixiをやっている。
しかし、一年に一度しか日記を書かない。
それは7月に開催されるap bank fesの日。

彼女はデザイナーをしている。
仕事で徹夜が続いているのでmixiにもあまりログインをしていないっぽい。

母は電話で、
「芋子は生きてるんだろうか」
と私に問う。
「生きてるよ。サンシャイン牧場でザクロを育ててたよ」
と報告すると母は一応安心する。
最早、サンシャイン牧場が妹の生息を知る手がかりになっている。

そんな芋子はap bank fesの日の為に生きているらしい。
「あとの362日はどうでもいいです」という思いが、年に一回更新される日記に滲み出ている。この日に仕事が入るならば会社を辞めると言っていたのは満更嘘ではなさそうだ。

彼女は今年のナツを、どんな色彩で仕上げるのだろうか。

私だってサツキになりたいのだ。

後輩男子タイスケくんと後輩女子Cちゃんで、「総務部（経営企画）版となりのトトロ」のキャスティングを考えた。

吉熊上司…トトロ
タイスケくん…マックロクロスケ（名前も似てる！）
Cちゃん…サツキ

私は…メイらしい。
何でだよ？

何でいつもメイみたいな役割なのさ？
妹・芋子と比較されるときもそう。
いつも甘えん坊キャラ・メイを押し付けられる私。

主観と客観にギャップが存在するのだろうか。

私だってしっかり者のサツキが良いよ～。
で、ここでブーブーと不満を宣うと更にサツキ的地位から逸脱してしまうんだよな。

風のとおり道 『となりのトトロ』

この季節は

経理が締まったので経費のデータ加工を行う。
その後、経費分析。残業、突入。

来客中の社長に渡さなければならない書類があったので、残業しながら彼が社長室より出てくるのを待つ。
出待ち状態。

出てきた！

もしも私が忠犬ハチ公だったら、間違えなく尻尾をブンブン振っていただろう。
玄関でお客様を送り出す彼に近寄ろうとした瞬間、他の部署のオッサンに横入りされた！
それがずる賢い方法だったので閉口。

んだよ、もう。
しかも、話、長いし。

彼らの話が終了するまで玄関先で待っていたら、蚊に刺されてしまったではないか！＠足。
これが痒い。
自席に戻り、文句をぶーぶー言いながら、ストッキングの上からムヒを塗りまくり。
今年最初の虫刺され。
夏だなあ。

そういえば、後輩女子Cちゃんの新婚旅行の写真を見せてもらった。
青く光る沖縄の海！
白いビーチ！
いーなー。

一番驚いたのは、何かのショーで太いニシキヘビを首に巻いているCちゃん夫婦。
しかも超スマイル。

なんで笑顔でいられるの？
怖くなかったのか？
若いって素敵。
新婚の為せる技？

蛇嫌いの私は一瞬でチキン肌総立ちだった。


さて、私も夏の旅行を計画しないといかんなあ。
考えすぎて、頭が混乱ぎみ。
最近のストレスの原因だったりする…。
決断とか計画とか凄く苦手。
頭を使うことが苦手なのかもしれない。

特に、この季節は。

もう少し、よく考えよう。

いつもの風景と睹馳惡妬女（とちおとめ）レンジャー

後輩女子Cちゃん、ハネムーンから無事帰還。
本日、久々の出勤。
沖縄、石垣島は暑かったそうだ。
「ダイビングをしたら日焼けしちゃいました」
と差し出された腕はほんのり小麦色。
私の腕と比較してみたら、やはり私の方が遥かに黒かった（焼けやすい上に白く戻りにくい）。
Cちゃんからお土産をたくさんもらった～。わ～い！
パイナップルケーキ、紅いもタルト、ジーマーミー豆腐。


今日、たまたま私とCちゃんはトップスの色が同じだった。
それを見た吉熊上司が、
「残念だったね」
とCちゃんを見て言う。
続いて、
「でも安心してください。形が違いますから」
とタイスケくんも言う。

相変わらず弄られキャラの私をCちゃんは、
「一緒の色で嬉しいです」
とフォロー。

やっと、いつもの風景に戻った。

おかえり、Cちゃん。
ちなみに昨日彼女に買った誕生日プレゼントはスージーズーのぬいぐるみ。
スージーズーの左手に内蔵されたボタンを押すと「森のくまさん」のメロディで気持ちよさそうにムニャムニャしたり、いびきをかいたりする。
Cちゃんはスージーズーが大好きなのだ。



私とCちゃん以外にも、もう一人、栃木県出身が私の部署にいる。
後輩女子Aちゃんだ。
私たち三人は「睹馳惡妬女（とちおとめ）レンジャー」である。
株主総会の準備のときの三人の力の合わせっぷりはスゴい。
負ける気がしねぇ！なんである。
産休中のAちゃんは、昨日、無事に男児を産んだ。
今日、電話で少しだけ話をした。
5時間の出産で母子ともに健康とのこと。
おめでとう！

まったり日曜日

昼過ぎに起き、フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」を観た。今日は濃かった。女が一人で生きることがテーマ。名古屋のカプセルショップで働く女性二人の生き様。自分の店を持ちたいという夢が、妹の学費を稼ぐための夜のバイトや父親の「金貸して」といった言動、そして昨今の不況によって阻まれる。でも彼女は決して諦めない。
この番組を観ていると本当、世の中には色んな人がいるんだなと思う。
もしも私の人生がこの番組で取り上げられても、あまりにも平凡すぎて視聴率は取れそうもない。

夕方、「選挙に行こう」と思う。でも、どこに入れていいかわからん。ネットでマニフェストを2時間かけて読み、疲れてしまった。
一応、毎朝、政見放送は観ていたのだけれども。
独身、サラリーマン、今後も子なし、はやぶさ2を飛ばせたい、自動車乗らない、食の安全とか興味なし、戦争は駄目、増税ヤダ、夫婦別姓賛成、クマ扶養…こんな私が清き一票を投じるべき政党はどこだ？
なくね？
人生も無所属だから仕方ないか。

散々悩み、近くの小学校に向かう。
小学校って小さくて可愛い。
中学校と違って、校庭に遊具があるのがイイ。
私が通っていた雀宮中央小学校には築山があった。
頂から下界に通ずる滑り台や山の中にトンネルがあったりして、それは恵まれた環境だった。



そんなことを考えて、ぼんやりとしていたら、知っている顔が。
いつも私の顔を顔剃りで綺麗にしてくれるマリコさんだ！
「あら、お姉さん！」
「わあ、偶然ですね！」
なんて話をした。
これだから気を抜けない。
近場を歩くときもきっちりメイクは欠かせないんである。

電車に乗り、池袋へ。後輩女子Cちゃんの誕生日プレゼントを選ぶ。といっても、半年前から決めていたのですぐに購入。喜んでくれるかな。

バーゲンを見て、喫茶店「伯爵」に寄る気満々で北口へ。ここの海老グラタンは美味しい。ホワイトソースが濃厚なのだ。
しかし、まさかの閉店！「今日は8時までの営業です」だって。24時間営業だと安心していたのに。がっかり。

目に止まった居酒屋で一杯。
今日は休肝日にしようと思っていたのに。
夏のジントニックは美味しい。



そんなこんなでまったり日曜日は終了。

明日からもボチボチ働くか。

快楽の神 ジュピター

2時間ぐらい前、洗濯物を取り込むついでにベランダで夜空を眺めた。
プラネタリウムではない生の星を見て大興奮。
一つだけ。
でも強い光を放っている。

洗濯物を片手にパソコンで今宵の星を調べた。
もしかして木星かしら。
快楽の神、ジュピター。

愛しの惑星探査機・はやぶさも木星を見たのかな？と思ったら、また涙が。

友人わたに
「秩父の方に行けば、星、見えるかな？」
と言ったら、
「栃木の実家に帰ろうよ。星、いっぱいあるじゃん」
と指摘された。
ひどく納得してしまう自分がいた。


ホルスト：組曲「惑星」　木星 JUPITER

浅草寺ほおずき市

先日の朝顔市へ一緒に行った小学校時代からの友人・わた。
わたは小学校3,4年生からの友達。
5年生になる前に転校してしまった。
ピアノ教室も一緒に通っていたのに。
5年生の最初のレッスンの日、ピアノの先生に寂しさを悟られないように必死だったこととか、今、思い出した。

今日はそんな彼女と浅草寺の「ほおずき市」に行った。
夕方まで、私は川口ではやぶさとデートを楽しみ、わたは上野の森美術館でシャガール展を楽しんだもよう。
互いの趣味に無理して合わせようとせず、見たい方を見て、でも最終的な目的は一緒というスタンスが我々の長年の友情の秘訣なのかもしれない。

17時半、浅草寺に到着。
雷門の辺りは人がいっぱい。


今日は四万六千日。
四万六千日分の功徳、ゲット。
なのに、おみくじは凶。（わたは吉）




「BAD FORTUNEとか言ってんじゃねーよ!!!!」
と怒り爆発な私をわたは静かに宥めてくれた。
え～ん。
私も、吉熊の「吉」が良かったよ。



色鮮やかなほおずき。
見ていると優しい気持ちになる。
「指で潰したい」
と、∞プチプチの感触をほおずきに求めたりもした。


左手にスカイツリー。
成長中。


わたは浅草に詳しい。
現地ガイドか？っつー勢いである。
一緒に歩いていると「あそこはこうでね…」と説明してくれる。
「ほら、あの人」
わたの指の向こうには、なんか、登っちゃっている人が。


そんなわたのオススメの店が「風流お好み焼き 浅草染太郎」

わたママもこのお店のファンらしい。
20分ほど並んだが、並んだ甲斐があった。
これは美味しい！！


鉄板焼き店で4年間、バイトをしていた私。
勿論、お好み焼きも焼いていた。
でも、今日は殆どわたに任せてしまった。
私がぼんやりしているから。

レトロな電球の明かりが漆黒の木材を優しく包んでいるステキなお店。
有名人のサインもたくさんあった。




クーラーは無いのだが、その分、お酒が進む。
満腹。

「夜の浅草寺も堪能しよう」とのことで、再び浅草寺へ。

夕方とは一変した浅草寺がそこにはあった。







一通り見終えて浅草駅に到着。
でも名残惜しく、ハシゴすることに。
浅草寺前っていったら神谷バー。
安くて美味しい。
ここの電気ブランは我が家の冷蔵庫にも常備している。
吉熊にちょっと舐めさせてあげた。
今日は特別だからね。


恐らく、将来も一人暮らしを続行するであろう我々。
孤独死防止のために、「mixiログイン3日以上」だったり連絡が取れなくなったら、互いに行動を起こそうと誓い合った。

小学生の頃、どうしてもジャージが嫌いだった我々。
真冬の寒い時期も半袖＆ブルマで過ごした。
雪が降る中、その姿で体育の授業を受けた。
頑固なところもそっくり。

頭が良くてクールなんだけれども優しい、そんなわたが大好きだ。


わたのおかげで、こんなにも素晴らしい写真を撮れた。


来月は花火大会で会う予定。
楽しみ。

好きなひとが、できました

また「HAYABUSA －BACK TO THE EARTH－」を観に行く。
前回は府中市郷土の森博物館 、今日は川口の川口市立科学館。



これは、アレだ。
もうね、恋だ。
プラネタリウムに行くっつーよりも、はやぶさとデートをする＠宇宙といった感じ。

「好きなひとが、できました」
とは昨日放送されていた「耳をすませば」のコピーだが、今の私にとっての天沢聖司君は、惑星探査機はやぶさ君。

もう抑えきれない。
この想い。

「好きな惑星探査機が、できました」＠32歳の夏。

西川口駅からバスに乗るが、なんだか間違えたっぽい。
鳩ヶ谷の方で下ろされた。
ここはどこ？私は誰？状態。
仕方がなく目についた某運輸会社の集配所に入り事情を述べ、タクシーを呼んだ。
時間ギリギリで焦りまくり。
映画は途中入場可だが、プラネタリウムは不可なところが多い。
やっとのことで、到着。
お金を払い、タクシーを降り、急いで科学館に入場。
こんなに走ったのは久しぶりだ。
セーフ！

恋は大変だ。
恋は忙しくなる。
恋は疲れる。

だから今まで自粛してきた。
もう恋はしない、と。
するもんか、と。

でも、恋はするものではなくて堕ちるもの。

大変だ、忙しい、疲れる…だけど会いたくなる。
それが恋。


前半は今宵の星空解説。そしてはやぶさとイトカワについての説明。これが凄く分かりやすかった。はやぶさがイトカワに行った意味や、最近のニュースの内容も説明してくれ、大変有りがたかった。解説者（男性）の言葉の端々からは宇宙への愛を感じた。


3週間ぶりに会うはやぶさはやはり素敵だった。
スイングバイのところで、「君と地球を繋いだ見えない手。そのとき君は地球に背を押され大きく向きを変えて一路イトカワを目指す軌道に乗った」というところで今日も泣いた。
思い出しただけで泣ける。
コンタクトレンズが乾きそうになったら、あのシーンを思い出して潤そう。

あと、カプセル放出～火の鳥のところで流れていた歌が物凄く良いことを知った。
「はやぶさ」　宙よ


終了後、プラネタリウムを出るとき、子連れのお母さんが「あの歌は反則だろ」と笑い泣きしながら言っていた。
うん。
…私もそう思う。

今日の26分バージョンも良いが、やはりボリューミーな43分バージョンの方がよりはやぶさへの想いが強くなり、最後のシーンの感動度数は増すと思った。
でも前回同様、今日もビービー泣いてしまった。
もう、はやぶさが飛んでいるシーンを見ただけでだけでも泣ける。
「孤高」「健気」「60億キロ」「満身創痍」「最後は火の鳥」といったはやぶさの軌跡は、私の涙のツボを押しまくる。



嗚呼、はやぶさ。
漆黒の星空を舞うあなたはなんて美しいのだろう。
今は大気の一部になってしまったあなたを想うことは不毛に等しいことなのかもしれない。
だけれども、この想いは、「耳をすませば」のヒロイン・月島雫かそれ以上のものだと確信している。

好きだよ、はやぶさ。

巾着袋

先日の帰省の際、母ヨーコたんに巾着袋をもらった。
彼女の着物を解き、こしらえてくれたもの。
光彩によってグラデーションを孕む様子が味わい深く、そして絹なので使用感も良い。
ありがとう、ヨーコたん。

お出掛けの時のメイクポーチ兼薬入れに愛用中。

いたずらポンチの奇跡

階段で下のフロアから上がる際、ふと下を見たら他部署の先輩Iさんが上がってくるのが見えた。
いたずら心が芽生えた私は、Iさんが生粋の猫好きであることを思い出し、リアルな猫の鳴き真似を発してみた。
ニャーニャー
驚いた様子でキョロキョロするIさん。
「私ですよ～」
と、上から声を掛けたら
「何、悪戯してんの～？猫が迷い込んだと信じちゃったよ。迷い猫をどう捕獲するのかを咄嗟にシュミレーションしちゃった」
と笑っていた。

幼児の頃、私は悪戯ばっかりするので、母方の祖父に「いたずらポンチ」と呼ばれていた。
32歳になっても、いたずらポンチ魂健在。




他部署から提出された稟議書の数字が間違っていたので、指摘をした。
どうやら致命的なミスだったらしく、担当者は新たに作成した稟議書を私に渡す際、その上にハイチュウ2個を乗せ、
「これあげるから、さっきの間違いは忘れて」
と。
わ～い。
嬉しいな。
ハイチュウ。



社長に電話。
「…という数字も欲しいんですけど」
という彼のリクエストに答えるべく、必死な昼下がり。
吉熊上司とタイスケくんの力を借りてようやく完成。
一つ利口になった。



会社帰り、いつもの喫茶店で読書タイム。
隣に見覚えがある人が座った。先日、仕事上で戦をした人だ。気まずい。
しかし、何事もなく会話をし、いつの間にか爆笑しあっていた。




いたずらポンチと呼ばれていた幼き私が想像もできなかったような世界に、今、私はいる。
そのことがたまに不思議でならない。

知らない土地で人間関係を切り開くということが、いつの間にかできていた。
本当に奇跡だと思う。
そして、今、とても幸せだ。

3.141592…

あっという間の木曜日。今週は早い。SFちっくな時の流れを感じている。後輩女子Cちゃんの仕事も兼ねていて忙しいからだろうか。

キリが良かったので定時上がり。
帰り道の頭上には、夏の序章のような夕暮れの空が広がっていてとても綺麗だった。
明るい内に帰れるって幸せ。
うきうきする。
何の予定もないのに。

久々に甘い物が食べたくなり、パン屋さんへ。
今日の夕御飯は、夕張メロンパン。
この真ん丸な形状に惹かれた。
3.141592…円周率を彷彿とする。
中にホイップクリームが入っていて美味しかった。

明日も良い日でありますように。

「やっと会えたね」

小学3年の時からの友達わたと七夕デート。
「今日か明日、朝顔市、いかない？」
とのメールをもらった昼。

「寄ってく？」
「いいねぇ」
らららら…の某消費者金融のCMのようなやりとりをし、急遽朝顔市に行くことになった。




昨年の七夕も朝顔市に行った。
吉熊と。

わたとお祭りを楽しむのは小学校時代、校庭で開催された盆踊り以来だ。
盆笠持って日光和楽踊りを踊ったっけ。



朝顔市を一通り楽しんだ。といっても「朝顔、綺麗」と感想を述べ合い、祭りの雰囲気を楽しんで歩くだけ。わたも私も植物を育てることは苦手なので、朝顔に対しての消費行動は起こさなかった。左手の屋台が並んだゾーンはあまりの混みっぷりに近寄れず。





入谷鬼子母神へも長蛇の列ができていた。たしか去年はあまりの混雑のために断念したんだった。一人だったら並ばなかったかもーと互いに述べ合い、今年は並んでみることにした。



5分程度で境内に入場できた。
いきなりお香によるスモーク、キター！

「怪奇特集あなたの知らない世界」のオープニング的な煙に驚く我々。
お参りの前、右手に素敵なお守りが販売されているのを発見。
「今日の日の記念に」と二人でお揃いの朝顔お守りを購入した。
販売している人が火打＆念仏を唱えてくれた。
ご利益ありそう。

続いて参拝。
私の願いは、
「はやぶさが持ち帰ってきた微粒子がイトカワのものでありますように」
だ。
わたに言ったら、「え…」と苦笑いされた。
そう、彼女は私の暴走を否定せずにいつも見守ってくれている。
小学3年生のときから…出会ったときからそうだった。
わたの願いは何だったんだろう。

購入した朝顔お守りを手に、通りを歩く。
大きめのバックを持っていた私は、わたに
「わた、朝顔お守り、私のバックに入れておこうか？預かっておくよ？」
と言った。

わたは、
「いや。手で持っていたい。雰囲気的に」
とか言う。
普段はクールでハードなわたから出た意外な言葉に私はびっくりした。
そして萌えた。

居酒屋に入ろうとしたのだが、どこも混んでいた。
仕方がないのでガストに入店。
「ここ、飲めるよね？」という「飲む気満々」な感じで。



先月会ったばかりなのに、話が尽きず。
わたは空也の彫像が好き。
口から出た念仏が6体の阿弥陀仏になってるアレ。

空也が左手に持っている鹿の角のついた杖は、空也が可愛がっていた鹿の角だとか、色々詳しい。わた。淡々としているのに空也を語らせたときのわたの高揚っぷりは目を見張るものがあった。

中学生のときに「空也に会いたい」と思った彼女。
初めて空也に会ったときの彼女の感想は、
「やっと会えたね」
だったそうな。

それって…

「辻仁成！」

と、二人でハモり、爆笑。


説明しよう。
「やっと会えたね」とは、フランスのシャルル・ドゴールで初対面の中山美穂（今の妻）に対し、辻仁成が言った言葉である。

「今日のブログタイトル、絶対に『やっと会えたね』にすっから！」
と、わたに約束した通り、そのようにした。

他にも、わたの甥っ子のこととか、小学校時代の話、通っていたピアノ教室が音大受験並みだったこと（楽典とかもやらされた）とかを話した。

『私しか覚えていないかもしれない』と感じる思い出ってある。
思い出した時にちょっと孤独感を伴う類の思い出。
些細な思い出だけれども、それらを共有できる友達という存在は本当に有難い。

23時まで飲み、帰路についた。

やっぱ、友達は良いもんだ。



風呂上がりに朝顔お守りを見ながら、そう呟いた。

キレイ☆キレイ

吉熊の汚れが目立ってきた。
年中連れ回しているので気が向いたときに洗っている。
思い立ったので、嫌がる吉熊を説き伏せ、今夜はファーファを溶かしたお湯に入れてあげた。

一皮剥けて、キレイになりましたとさ。

舞い上がれ はやぶさ

明日は朝イチで会議がある。
午後、吉熊上司と後輩男子タイスケくんとで会議の会場設営に勤しんだ。
タイスケくん曰く、私は吉熊上司に守られている…とのこと。

うん。
私もそう思う。

ちょっとジーンとしている私に、
「吉熊さんがいない他の部署では、きっと今までやってこれなかったでしょうね！」
と！

キックをお見舞いしておいた。

もう。
口から生まれた、口からタイスケくんめ！

いつもは後輩女子Cちゃんが、
「二人ともぉ～！喧嘩はやめてくださぁい」
と止めに入るのだが、如何せん、新婚旅行中のために不在。
寂しい。


それにしても、「守られている」って、改めて他人に指摘されるとそのことを深く実感してしまう。

守られているばかりではなく、迷惑をかけないよう私も大人になり、そして少しでも吉熊上司のためになりたい。

日々に点在する『やるべきこと』を忠実に遂行すること。
その大切さを私はあの惑星探査機はやぶさから得た。
健気に直向きに生きて結果を出すものに対し、私を含め、人は感動し、そしてあまり悪くは言わないことも知った。

嗚呼、私もはやぶさの生き様にあやかりたい。



【初音ミク】 はやぶさ 【オリジナル曲】[HD720p]

梅雨のある一日

午前中、●●●ィ～（部長）に、注意をされた。
私にどうしろと？という内容だったので、ちょっとイライラしてみたり。

昼休みに立て続けに煙を吐き出し、パワーチャージ。

まあ、彼も悪気があったわけじゃないので…と、前向きに捉えることができた。
煙草パワー、素敵。

この一週間は、新婚旅行中の後輩女子Cちゃんの業務もやらなくてはならない。店舗が依頼してくる消耗品の発注とか。これがさ、ハンパねーの！彼女、本当いつもよくやってるな、と思う。今ごろ、沖縄でさとうきびを食べてるかな。

残業後、駅のエレベーター内で、2人組のおばちゃんに話しかけられた。
「あら、お姉さん。こんなに暑いのにスーツ着てて偉いわね～」
だって。
ただ単にプチ更年期で暑かったり寒かったりするのでこの出で立ちなんだが。
でも誰にも誉められない一日よりか、ずっと気持ちが良い。

そんなことをぼんやりと思い出しながら駅のあっち側の喫茶店へ。
コーヒーを啜りながら頁を捲るこの一瞬が私の幸せタイム。先週はこの時間が取れず、欲求不満だった。

姫野カオルコの直木賞候補作「リアル・シンデレラ」を読み始める。



わくわく。

昨夜は早目に薬を飲み、布団に入った。しかし、全然寝付けなかった。
「これじゃ夜更かしをしていた方が有意義な時間の使い方じゃないか」と闇に怒りをぶつけ、ソラナックスをガリガリと乱暴に噛み砕いて強制終了。

今夜は眠れるかな。