世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

まだ陽は沈まぬ。セリヌンティウス。

2010年07月14日 23時46分15秒 | Weblog
経費分析を進める。期日は木曜日なので、自分の中で「この科目はいつまでにやって…」と進捗を頭に描く。
後輩男子タイスケくんも後輩女子Cちゃんも、勿論、吉熊上司も早くに終わらせる。
夕方、全科目の経費分析を取りまとめをしているタイスケくんに、
「まだですか?」
とか言われる。
内心「木曜日まででしょ?」と思うが、早ければ彼も喜ぶんだと思い、
「あともう少し。新聞図書費と車両関係費が残ってるんだ」
と急ぐ。

まるで走れメロスな気分。
夏至は過ぎたというものの、夕方の窓の外はまだ日を含んでいる。

「まだ陽は沈まぬ。セリヌンティウス!」
と返答。

周囲、ポカーン。

竹馬の友・セリヌンティウスならぬ、後輩男子タイスケくんに、
「(そんなことより)早くやってください」
とか言われて凹む。

「まあね。〇〇さん(私)の受け持つ科目はたくさんあるからね」
と、吉熊上司、フォロー!
なんてジェントルマンなんだ!!
私、やっぱり吉熊上司に守られてるんだわ!
脳内にJupiter(←吉熊上司に守られていると感じるときのBGM)が流れ、悦に入った。

「もうさ、金曜日の朝まででいいよ。疲れたら帰っていいからね。…俺って優しいだろ?」
とニヤニヤしている吉熊上司。

優しいです。
優しいですが。
うーん…。

意地と根性で終了させた。
来月はもっと迅速にやろうっと。
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妹のナツ

2010年07月14日 23時36分30秒 | Weblog
妹・芋子もmixiをやっている。
しかし、一年に一度しか日記を書かない。
それは7月に開催されるap bank fesの日。

彼女はデザイナーをしている。
仕事で徹夜が続いているのでmixiにもあまりログインをしていないっぽい。

母は電話で、
「芋子は生きてるんだろうか」
と私に問う。
「生きてるよ。サンシャイン牧場でザクロを育ててたよ」
と報告すると母は一応安心する。
最早、サンシャイン牧場が妹の生息を知る手がかりになっている。

そんな芋子はap bank fesの日の為に生きているらしい。
「あとの362日はどうでもいいです」という思いが、年に一回更新される日記に滲み出ている。この日に仕事が入るならば会社を辞めると言っていたのは満更嘘ではなさそうだ。

彼女は今年のナツを、どんな色彩で仕上げるのだろうか。
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