今日という一日を私はパスポートの申請に捧げようとしていた。
午前中は電話にて旅行会社に申し込みをし、最終決断。
ここまでは順調。
ついでに対応してくれた旅行会社のお兄さん、萌え(ソフトな物腰だった)。
午後は役所にて戸籍謄本を貰う気満々であった。
夏の日差しが恐ろしい。外に出るのを躊躇してしまう勢いだ。
役所で意気揚々と「戸籍謄本ください」と申請したところ、なんか駄目だった。
「結婚してますか?」
と二回ほど尋ねられた。
「結婚したことはありますか?」
とも訊かれた。
ないよ。
全然ない。
皆無。
妄想においてでは、よく結婚式でかけるBGMを選曲してるけど。
(「結婚妄想曲」2009年03月23日 22時23分44秒)
結婚してないと戸籍謄本っていただけないのかしら。
私の出生から大学卒業、就職、そして今に至るまでの麗しきヒストリーを役所の人に報告。
「では、まだ親御さんの戸籍に入っていますので、ここでは出せません。戸籍とはそういうものです」
と言われた。
昼過ぎ。
諭された挙げ句に、まさかの敗北宣言。
どうなる?自分。
日本国を脱出できんのか!?
次の瞬間、私は駅に向かい、宇都宮を目指していた。
もう、なんなんだ?
沸々とわき起こる苛立ちと情けなさを噛み締めつつ、先日帰省した雀宮へと揺られた。
先に、母に戸籍謄本を出してもらい、駅でそれを受けとった。
今回の旅行では、母ヨーコたんにその他諸々でもお世話になっている。こんな日照りの強い日なのに母は嫌な顔をせずに謄本を取りに行ってくれた。帽子の下の母の顔は暑さで真っ赤だ。その顔を見たとき、申し訳なさと情けなさで泣きそうになった。てか、泣いた。
「はい、これ!」
と、C.C.Lemonまでもらった。
炭酸が目に沁みる…。
雀宮駅は現在工事中。
西側
東側
3番線ホーム
そのままトンボ返りで東京・有楽町へ。
息つく暇もなく駅前の交通会館へ。
滑り込みセーフ!
スリリングったらありゃしない。
冷や汗もんの映画を観ているようだ。
「面倒臭い」と噂されているパスポートの申請だが、そんなでもなかった。
免許証の更新に似てるかも。
私だって事務職の端くれである。
書類記入は間違えないで早くエレガントに行わなくてはOLの名が廃る。
必要書類と共にカウンターにそれらを出してチェックを受ける。
「あのう、生年月日、間違えていますが」
と係員に指摘された。
どうやら見本と同じ日にちを記入してしまったようだ。つられて。
32年歳にして初めて自分の誕生日を間違えた。
その足で、銀行に旅行代金を振り込んだ。
ボーナス、右から左。
お腹が空いたので交通会館の地下のお蕎麦屋さんで腹を満たした。
三省堂書店で旅の本を購入。
目まぐるしい一日だった。
こんなんで、私、ちゃんと帰ってこれるんだろうか。
自信喪失である。
ちなみに、旅先はずっと行きたかったニューヨーク。
あの街へ行けば私自身、何かが変わるとずっと思っていた。
昨年一年間やっていたリトルチャロもニューヨークが舞台で、ずっと憧れていた。
なにはともあれ、ひと段落。
この夏、摩天楼が私を呼んでいる…気がする。
あ、勿論、一人。
ツアーだけれども。
午前中は電話にて旅行会社に申し込みをし、最終決断。
ここまでは順調。
ついでに対応してくれた旅行会社のお兄さん、萌え(ソフトな物腰だった)。
午後は役所にて戸籍謄本を貰う気満々であった。
夏の日差しが恐ろしい。外に出るのを躊躇してしまう勢いだ。
役所で意気揚々と「戸籍謄本ください」と申請したところ、なんか駄目だった。
「結婚してますか?」
と二回ほど尋ねられた。
「結婚したことはありますか?」
とも訊かれた。
ないよ。
全然ない。
皆無。
妄想においてでは、よく結婚式でかけるBGMを選曲してるけど。
(「結婚妄想曲」2009年03月23日 22時23分44秒)
結婚してないと戸籍謄本っていただけないのかしら。
私の出生から大学卒業、就職、そして今に至るまでの麗しきヒストリーを役所の人に報告。
「では、まだ親御さんの戸籍に入っていますので、ここでは出せません。戸籍とはそういうものです」
と言われた。
昼過ぎ。
諭された挙げ句に、まさかの敗北宣言。
どうなる?自分。
日本国を脱出できんのか!?
次の瞬間、私は駅に向かい、宇都宮を目指していた。
もう、なんなんだ?
沸々とわき起こる苛立ちと情けなさを噛み締めつつ、先日帰省した雀宮へと揺られた。
先に、母に戸籍謄本を出してもらい、駅でそれを受けとった。
今回の旅行では、母ヨーコたんにその他諸々でもお世話になっている。こんな日照りの強い日なのに母は嫌な顔をせずに謄本を取りに行ってくれた。帽子の下の母の顔は暑さで真っ赤だ。その顔を見たとき、申し訳なさと情けなさで泣きそうになった。てか、泣いた。
「はい、これ!」
と、C.C.Lemonまでもらった。
炭酸が目に沁みる…。
雀宮駅は現在工事中。
西側
東側
3番線ホーム
そのままトンボ返りで東京・有楽町へ。
息つく暇もなく駅前の交通会館へ。
滑り込みセーフ!
スリリングったらありゃしない。
冷や汗もんの映画を観ているようだ。
「面倒臭い」と噂されているパスポートの申請だが、そんなでもなかった。
免許証の更新に似てるかも。
私だって事務職の端くれである。
書類記入は間違えないで早くエレガントに行わなくてはOLの名が廃る。
必要書類と共にカウンターにそれらを出してチェックを受ける。
「あのう、生年月日、間違えていますが」
と係員に指摘された。
どうやら見本と同じ日にちを記入してしまったようだ。つられて。
32年歳にして初めて自分の誕生日を間違えた。
その足で、銀行に旅行代金を振り込んだ。
ボーナス、右から左。
お腹が空いたので交通会館の地下のお蕎麦屋さんで腹を満たした。
三省堂書店で旅の本を購入。
目まぐるしい一日だった。
こんなんで、私、ちゃんと帰ってこれるんだろうか。
自信喪失である。
ちなみに、旅先はずっと行きたかったニューヨーク。
あの街へ行けば私自身、何かが変わるとずっと思っていた。
昨年一年間やっていたリトルチャロもニューヨークが舞台で、ずっと憧れていた。
なにはともあれ、ひと段落。
この夏、摩天楼が私を呼んでいる…気がする。
あ、勿論、一人。
ツアーだけれども。