世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

百合の香りに包まれて

2010年07月04日 22時24分22秒 | Weblog
浦和で軽く食事をし、西武球場前駅へ。
久々に武蔵野線に乗った。
この線って開業後しばらくは貨物列車中心に運行されていたらしい。


西武ドームに隣接する「ゆり園」。
前々から来たかった。初上陸。

百合が好きだ。ブログのテンプレートを5年間ずっと変えずにこの百合にしているのも、ただ単に好きだからである。たまに浮気しそうになるのだが、でもやっぱりこの百合が私と吉熊っぽい。なんとなく。

多種多様な百合が咲き乱れていた。
芳醇な香りがたまらん!




丘に咲き乱れる百合。






白い百合。
なんて清楚なのだろう。






愛らしいピンク。
ロンバルディアかな。





アカプルコ


私と妹・芋子みたい。




このビビットな色彩は園内でも目立っていた。


ラマンチャ





私は雨女だ。それまで晴れていたのに目的地に到着するといつも大抵は雨が降り始める。園内を丁度一周し終えたあと、ポツポツと雨が降りだしてきた。ああ、いつものね…と思っていたら、雨足は次第に強まっていき、まさかのスコール!ゆり園、熱帯雨林気候かよ?

30分ほど売店で雨宿りをさせてもらう。雨は弱まり、西の空も明るくなってきた。行動再開!
雨の滴を纏った百合もいいじゃないか。さっきより瑞々しい。





ベストオブ今日の一枚。


















百合ではないが気になった花。
桜でんぶみたい。
「下野」という花かな。


「と~っても楽しかった」
と、吉熊。
また来ましょうね。


その後は池袋に行き、バーゲンをチラ見。
買い物をして帰宅。

昨日とは打って変わって、朝からアグレッシヴに動き回った。
すっかりリフレッシュでした。

明日からも一週間、ガンバルンバ!!
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銀河鉄道の夜

2010年07月04日 21時24分55秒 | Weblog
先週、府中市郷土の森博物館で「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」を観たときに、「銀河鉄道の夜も人気があるらしいよ~」と話していた人がいた。存在は知っていたがなかなかプラネタリウムには縁がなく、スルーしようとしていた。が、その人の話が気になり、調べてみたところ、なるほど、良さげではないか。近場で見られる所はないかと調べたら浦和にある「さいたま市青少年宇宙科学館」で上映しているので行ってきた。



プラネタリウムの前半は今夜の星空解説。最近、プラネタリウム通いをしているので、夏の星にすっかり詳しくなってしまった。ただ、私の住む東京では、夏に星を見ることはあまりできない。残念。

「銀河鉄道の夜」


http://www.gingatetudounoyoru.com/allsky/index.html

【HPより】
80年も前に宮沢賢治が書き留めておいた未完の作「銀河鉄道の夜」を、アーティストKAGAYAが、プラネタリウムのドームいっぱいに、幻想的な風景を広げそして展開し、見事に実現してみせた。一度この列車に乗り込むと、いつの間にか次々と展開する天空銀河の中を自分も一緒に走っているのだという不思議な気持ちになる。
ビジュアル化困難といわれた「銀河鉄道の夜」の幻想世界を徹底考察し鮮明に再現。
ドームいっぱい360°に広がる銀河のパノラマ風景。
それはまさに天空の汽車に乗車したかのような夢の体験となる。


感想は…想像を絶する美しさであった。猫のやつ(ますむらひろし)も好きだが、また違う趣があった。汽車の揺れ具合は本当にリアルで、少々酔いそうだった。

コンピューターグラフィックスを駆使した絵は「THE・デジタル」といった雰囲気で、無機質な感じはあったものの、総合的に観るとアナログ的な印象を与えるから不思議。
ゆらゆらと揺れる竜胆の花と薄の表現に絶句。他にも原作を読み込まないと、あそこまで精緻な表現はできないと思う箇所が多く見受けられた。逆に、原作を知らないと、ただ「綺麗」で終わってしまうかもしれない。

北十字星から南十字星までの星めぐりの旅は、私をどっぷりと魅了してくれた。
銀河を旅した気分。

蠍の話にはやはり感動。

銀河鉄道に途中から乗り込んできた少女の語り。

「むかしのバルドラの野原に一ぴきの蝎がいて小さな虫やなんか殺してたべて生きていたんですって。するとある日いたちに見附かって食べられそうになったんですって。さそりは一生けん命遁げて遁げたけどとうとういたちに押えられそうになったわ、そのときいきなり前に井戸があってその中に落ちてしまったわ、もうどうしてもあがられないでさそりは溺れはじめたのよ。そのときさそりは斯う云ってお祈りしたというの、
 ああ、わたしはいままでいくつのものの命をとったかわからない、そしてその私がこんどいたちにとられようとしたときはあんなに一生けん命にげた。それでもとうとうこんなになってしまった。ああなんにもあてにならない。どうしてわたしはわたしのからだをだまっていたちに呉れてやらなかったろう。そしたらいたちも一日生きのびたろうに。
どうか神さま。私の心をごらん下さい。こんなにむなしく命をすてずどうかこの次にはまことのみんなの幸のために私のからだをおつかい下さい。
って云ったというの。そしたらいつかさそりはじぶんのからだがまっ赤なうつくしい火になって燃えてよるのやみを照らしているのを見たって。いまでも燃えてるってお父さん仰ったわ。ほんとうにあの火それだわ。」

そしてジョバンニの言葉。
「僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。」

この作品で一番印象に残ったシーンだ。
蠍の燃えっぷりが凄い。
ボーボー燃えてた。


「銀河鉄道の夜」予告編(日本語版)




科学館は無料。

魅惑のはやぶさコーナー。時系列の説明が分かりやすい。

天文なんてとんと興味が無かった私をこんな風にした張本人・はやぶさ。
大好き。

巨大正座早見盤。


アンモナイト!
可愛い~。ぐるぐる。


コバトン、若田さんと宇宙に行ったもよう。


こういう標本を見ると冬彦さん(ドラマ「ずっとあなたが好きだった」)を思い出してしまう。う~っ(冬彦さんの唸り声)。


スイングバイの説明。これがどうスイングバイと関係があるのだか、私にはさっぱり解らなかった…。


遊びを兼ねた実験器具はもはや小さなお友だちのおもちゃと化していた。
ビーズが入った筒が上部に設置されたオルガン。鍵盤を押して音を出すとビーズが動く。誰もいなかったので小室哲哉様の如く奏でてみる私。きらきら星変奏曲とか弾いてみた。ビーズ、さわさわと動く。そしたら、どっからともなくチビッコたちがわさわさとやってくるではないか。ええ、鍵盤を彼らに譲ったさ。大人だもん。

科学館、面白い!
私が小学生だったら、この夏休みに宇宙について調べるだろう。
もしくは、はやぶさの模型、または吉熊に宇宙服をこしらえるかもしれない。
小学生に戻りたい!
でも、夏休みの友はイラネ。

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