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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

日本について

2010年07月30日 | Weblog
海外に旅行にいくと決めてから、駅や道ですれ違う外人さんをつい見てしまう。

初めて生の外国人を見たのは上野の国立科学博物館で、である。幼稚園生の時。親に連れてきてもらったそこで遊んでいたら金髪の青い目をした少年が近づいてきたんである。
あの時の興奮は忘れられない。

彼らにとって日本ってどんな国なんだろう?と最近考えてしまう。
もしも、私に外国人のお友だちがいたら、どこを案内するだろう。
地元の栃木だったら、日光。
東京だったら、浅草、銀座、根津、上野あたりかな。
駒込の六義園で日本庭園を見ながら抹茶を飲むのも良いかもしれない。
ちょっと足を伸ばして鎌倉も良いな。

去年まで毎年夏に行っていた京都で、私は舞妓に変身をし、野外を散策していた。
京都の暑さをあの着物を着て歩くのは、ちょっとした罰ゲームのようであった。
中には気分が悪くなる人もいるらしい。

足元は高さ20センチはあるであろうぽっくりを履く。ぼんやり歩こうものならば転びそうになるので怖い。頭はこれまた重いかつらを被る。バランスを取るのが困難。

カメラマンが付きっきりで撮影をしてくれる。
60ショットぐらい。
その後は自由に散策できる。
ねねの道を歩いていると多くの外国人観光客に声を掛けられる。
暑さでぐだぐだなんだが、
「イッショニ シャシン オネガイシマス」
などと言われると、満面の笑みをたたえて写真におさまってしまう。
あれは私みたいな自分大好きな人にはたまらない体験である。
同時に「私、案外、日本が好きなんかも」と思う。
だから、あんなクソ暑い中でも笑顔を振り撒くことができるのである。
着物をはじめとする日本文化の素晴らしさを日本にいる間はたくさん見ていただきたい、と。

なんちゃって舞妓なんだが。