goo blog サービス終了のお知らせ 

世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

あれから12年

2010年01月10日 | Weblog
今日は成人式だったようだ。
ネットのニュースを見て気がついた。
今年も各地の会場で暴動が起き、逮捕騒ぎがあったそうだ。

私の成人式。
大学2年生のとき。
もう12年前か。

晴れ着は紺色に花が咲き乱れている柄で、母が選んでくれた。
当日は雪だった。
明け方4時に美容院に行って着付けとメイクをしてもらった。
編みこみをアレンジしたアップは前日に土台を作るという、なんとも手の掛かるものだった(よって前日は崩さないように神経を尖らせて寝た)。
帯の締め方は、「ふくら雀」
写真屋さんでの写真撮影の後、車で親戚回りをした。
ボケているはずの母方の祖母が私の晴れ姿を見て涙ぐんでくれた。
一連の流れに疲れを感じる暇もなく、中学校の体育館での成人式に出席。
懐かしい友達に逢い、興奮。
「おひさ~」
「元気だった?」
ニュースの新成人まではいかなくとも、壇上の偉い人の話を聞いていなかったような気がする。


あれから12年。
就職や一人暮らしという環境の変化はあったけれども、私自身の中身は変わっていないと思う。
基本的にあのときのまま。
思想を変えることもなく、突っ走ってしてしまった。

これから12年後。
43歳の私は、いったいどんな風になってるのだろうか。
まだまだ突っ走っていけるかな。

「私のこと、好きだった?」林真理子

2010年01月10日 | Weblog
正月休みに読もうと思っていた「私のこと、好きだった?」
今日、一気に読み終えた。

人気アナウンサーだった美季子は、現在、若い女子アナたちの管理職として日々働いている。独身であるがゆえに、42歳という年齢に周囲の反応はさまざまだ。大学時代の友人・兼一と再会したことで、彼女の心の中に波紋が生じる。親友の美里と離婚後、再婚して幸せになったはずの兼一に起こる問題。そして美里はガンが再発。美季子はやがて精神科医と結婚、そして妊娠する。なんとなく受けた検査でお腹の子の染色体異常が見つかって…。


これはやはり、恋も仕事も出産もしている女性でないと書けないなというのが、読了後の最初の感想だ。非常に読みごたえがあった。「もう恋をすることはないだろう。結婚、出産なんていわずもがな」という心地よい諦めの中にどっぷりと浸かっている身としては、美季子の心境の変化が上手く追えなかったことが唯一残念に思う点だ。とても丁寧に書かれているのだけれども。ダメ読者だわ…とほほ。

謙一は、前妻・美里の死後、そして美季子との旅行の後、うつ病になってしまう。それが大変リアルな描写だった。悪化してやがて入院する謙一。そんな彼に美季子は手紙の最後で「私のこと、好きだった?」と尋ねる。
「私のこと、好きだった?」…これはなんちゅうか、今、それを訊ねるのはどうなんだろう。

でも、人生における様々な難題を「神様からの宿題」だと思って前向きにコツコツと取り組んでいこうとする美季子の思想はとてもオトナで、見習いたいなと思った。

ひきこもり休日

2010年01月10日 | Weblog
ものもらいのせいで引き篭もり。
一日中、日向で本を読んでいた。
我が家は南に面しているので日当たりだけは抜群に良い。
椅子に腰掛け、背中いっぱいに太陽光線を浴びてセロトニンを活性化させた。

サン牧、読書、サン牧、読書、youtube、サン牧…そうこうしている内に日が暮れた。
休みの日の時間はどうしてこうも早く過ぎるのだろうか。
空に広がる、森林の湖の水底のような蒼をベランダから眺めながらそう思った。


煙草が切れたのでコンビニへ。
誰に逢うわけでもないのだが、化粧とブローを念入りにしてしまう。

煙草のほかに、つまみと酒を買った。
ほろ酔いで、今、これを打っている。
ものもらいはだいぶ良くなってきた。
明日はお出掛けしよう。

そういえば最近、サンシャイン牧場のほかにアニマルパラダイスにもはまっている。
念願のヒグマを育て上げ、うっとり。