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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「曲げられない女」

2010年01月13日 | Weblog
駅に貼ってあったポスターを見て、気になっていたドラマ「曲げられない女」が今日からスタート。
主演は菅野美穂。顔も好きだけど、演技も良い。若い女優で一番好き。

☆ストーリー
荻原早紀(菅野美穂)、 32歳、独身。法律事務所でパラリーガル(見習い)をしながら司法試験を目指しているが9年も惨敗中。周りからは「あきらめて結婚しろ」と勧められているが、彼女は信念を持ち、物事すべてをきちんとしないと気が済まない“曲げられない女”だった。(番組HPより)

番組の中盤まで「こんなもんか」と思い、次回から観るか否か迷うほど平凡なドラマに感じられたが、後半からはテレビ画面に釘付けになった。

まず、「不安や寂しさから逃げないことが生きるってことでしょう?」という早紀の台詞に納得。


そして、早紀が恋人からのプロポーズを断ったあとに、新潟にいる母に電話をするシーンが良かった。

「私、結婚しないかもしれない。孫の顔、見せられないかもしれない…司法試験にも、受からないかもしれない…」

そんな早紀を、母親はあっけらかんと慰め、すぐに
「じゃあね、切るね」
と電話を切る。

もうね。
この様子が…わが身と重なって、号泣してしまった。

上京するときに母親からもらったネックレス(ルビー?)を勉強机に掛け、またひたすら司法試験合格を目指す早紀。
そのとき、彼女がかけた音楽が、マイケル・ジャクソンの「Black Or White


あの曲に合わせ、菅野美穂が真顔で「アォウ!」「ポォぅ~!」

これが個人的にツボだった。
涙から一転。
腹が捩れるぐらい笑った。
この落差が気に入った。
あの1シーンで、このドラマを観続けるだろうという確信に至った。

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春の蕾

2010年01月13日 | Weblog
年賀状のあの言葉に、違和感を持ってしまう。
「迎春」
春なんて微塵も感じられないんだけど!
もう、こねぇんじゃね?春。
それぐらい、毎日寒くて体がおかしくなりそうだ。

後輩女子Cちゃんなんて、机の中にホッカイロを売るほど持っている。
「寒いですぅ」
と言いながら、机の下で靴用のカイロをゴソゴソと貼る様子がとても可愛い。
「昔はこんなんじゃなかったんですけれども」
とも言っていた。

私たちは共に栃木県出身者。
勤務地よりずっと遥か北にある地域で生まれ育った。
霜柱を踏みながら登校したクチである。
なのに、二人して、この様はどうだろう。

午後は、社長と副社長に書類を渡しに他の建物へ行った。
スーツの上にコートを羽織ろうか否か迷い、今日は昨日と違って日差しもあったので、頑張ってそのまま外へ出た。
「さぶいよー」
道路を歩きながら、ひとりごちる。
そして、なんとなく道端の木蓮の木を見上げた。
繊毛に覆われた蕾が少しだけふっくらしているのが見えた。
私が寒さで震え上がっている間にも、自然は敏感に春を感じ取って、自分のものにしている。

その感受性の強さに、負けたと思った。

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