世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

同期会

2010年01月22日 23時50分53秒 | Weblog
同期と上野で飲んだ。
今日も気合を入れて巻き髪。



メンバーは同期で唯一の殿方K君と常にノリノリなNちゃんと私。
こうして飲むなんて恐らく6年ぶりぐらいではないだろうか。
彼らは数年前に店長になり、地方勤務を経て関東に帰還した。

私以外の二人とも今日は公休日だったらしい。
私は退社後に急いで上野に上陸。

しかし、どうやら指定されたビルを勘違いしてしまったらしい私。
「このビルの7階だって言ってたんだけどなあ」
と見上げたビルの各階に掲げられている看板は「オトナのおもちゃ」と表記されていた。
衝撃的であった。

「ねえ…このビルの7階って『オトナのおもちゃ』って記載されてるんだけれども…」
Nちゃんに携帯電話で確認の連絡をしたら爆笑されてしまった。
「亮子ちゃん、相変わらずだね。超マジウケる~」

迷いに迷い、ようやく皆と再会。
二人とも変わっていなかった。

仕事のこと、社内の噂話、異動になり遠隔地での生活のこと、沢山話せた。
2000年に入社したミレニアム同期生。
就職氷河期第一期生だ。
前年より大幅に少なく採用された我々の絆は強い。
当社では入社して半年間は月一で研修会が開催される。
商品知識から笑顔の練習、販売のロープレまでみっちりと。
研修会のあとは御決まりの飲み会。
扱かれた後に飲むビールの最初の一口目、各配属先の愚痴を肴にして慰めあったあの飲み会のことなど、今日は芋蔓式に様々な事が思い出された。
数十人の同期も今では最初にいた数の20%しか残っていない。
でも、「あの子、今何しているの?」という緻密なネットワークを駆使し、在職中でも退職しても連絡を取り合ったりして、絆を保っている。

全く違う地域や環境で育ち、偶々同じ会社に入社した私たち。
運命の糸で引き寄せられるが如く、こうして飲んでいることを奇跡に思う。

入社して1年弱で本社に異動した孤独な私をこうやって誘ってくれることが嬉しかった。
二次会のカラオケで「コロ助ROCK' 91」を熱唱する私を生暖かく見守ってくれるのも同期の絆の為せる技だろうか。

カラオケから見えた上野のネオン。


先ほど、「二人とも変わっていなかった」と書いたが、いや、二人とも逞しくなっていた。
話が進むにつれて、それを強く感じた。
K君はオトナの優しさを身に着けていたし、Nちゃんからは仕事に掛ける情熱がヒシヒシと感じられた。

「またな!」
「またね~」
「バイバイ」
最後は笑顔で別れた。

駅から続く、一人ぼっちの寒い帰り道。
でも、ココロは凄くあたたかく感じられた。
そして、
「皆も頑張ってるんだし、もうちょっと頑張ろう、自分」
と、強く思った。

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