世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

両親に送るバラード

2007年09月11日 22時04分49秒 | Weblog
昨夜、夕食後にソラナックスとパキシルをいつも通り飲んだ。
帰宅して、猛烈な眠気の餌食になり、そのまま爆睡してしまった。マイスリーなしで入眠できたのは半年ぶりである。
それはそれで良かったんだが、化粧を落とさず、そしてスーツ着用のまま寝てしまったものだから、朝起きてびっくり。
頬に吹きでものは出来ているし、スーツは皺くちゃだし…。

そう言えば、昔、父親も酔っぱらってスーツのまま茶の間で眠り、翌朝、母親に激怒されていたっけ。
「ちょっと~!どうするの?この背広…」
と怒りMAXの母親に
「あぁ…」
しか言わない父親。

「今、この眠さには勝てない…」と自己の欲望に流されてしまう私のだらしなさは、父親譲りなのだ、きっと。
そんな父親から、今日珍しくメールが来た。
どうやらテレビに映ったもよう。
父親はたまにメディアに露出する。
我々子供たちが小さい頃は、「わあ!パパだ!」とテレビにかじりついて興奮したものだが、最近は「へぇ…」と反応が薄い。
父親は寂しいに違いない。

柔和な父親が半狂乱になるときがあった。

それは応接間で小学生の私に勉強を教えるときだった。
算数の文章問題を解くとき、文章を何度も読まされた。
「もう一回!」
と、それは大塚愛の「さくらんぼ」ばりだった。
私としては、なぜ何度も読まされているか分からない。
ただ、読んでいた。
いくら読んでも、文章を理解することはできなかった。
公式云々以前の問題だったようだ。

私には数学的センスも読解力もないと知った父親は愕然としていた。
本屋を歩き回っては、参考書を買い込み、応接間でのスパルタ教育を辞めなかった。
しかし、私の頭が良くなることはなかった。
母親も私の宿題の面倒を見てくれていたんだが、あまりのできなさっぷりにいじやけて(いじやける=栃木弁)、私のキティちゃんの鉛筆を噛み砕いたという伝説が残っている。
当時の私の鉛筆には全て母親の歯形が刻印されていた。


あんなに出来の悪い私のことも、あの両親は見放さないで育ててくれた。
それは凄いことだと思う。
もし、私が私の親の立場だったら、とてもとても育てることは無理だろう。

あんな私でも、生かしておいてくれた両親、ありがとう!


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一生の宝

2007年09月11日 22時01分31秒 | Weblog
先日、中学時代の友達わかめ殿と久々に電話で語った。
仕事のことや近況を述べ合い、さんざん笑ってお腹が痛くなった。

話題は深刻さを増しているのに、二人の間に流れる空気は、あの頃と変わらない。
まるで2時間目と3時間目の間の休み時間のようだ。

OLと英語科教師という職種の垣根を容易く越えられる仲。
一生の宝だと思う。

ステキ女子である彼女は、ちゃんと前を見据えて生きているもよう。
私は、なんか…野生化している自分を感じずにはいられなかった。
某占いによると、今年は二人とも停滞期っぽい。
あと3ケ月、何事も起こらないよう、ひっそりと生きよう…そう言い合い、電話を切った。

頑張ろうね、わかめ殿!


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