世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

思春期の自分へ

2007年09月24日 22時42分16秒 | Weblog
風邪と生理で、なんとなく調子の悪い一日。
しかし、今月は比較的精神状態も安定していたせいか、生理痛も軽かった。褒めてやろう、生理(←上から目線)。

家族でバーミヤンにて夕御飯をしたあと、東京に帰る。
妹・芋子とお話しながら、電車に揺られた。
プチ旅行気分を味わえる実家から1時間半。

荒川を渡る。
川辺りに建つマンションの群れを窓越しに見る。
いくら話に夢中になっていても、心の片隅で娘モードから会社員モードにギアチェンジするようにしている。



「遠ざかる故郷の空
 帰れない人波に
 本当の幸せ教えてよ
 壊れかけのRadio」

昨日のコンサートでこの曲を聴いて鳥肌が立った。

本当の幸せって何だろうか?

この問掛けは、「幸せ」という言葉を聞く度に幾度となく私の心に沸き起こる。

とりあえず家族が元気で、何の疑いも無く仕事があって、素敵な友達がいて、玩具欲を満たせる相棒・吉熊もいる。
明日の朝御飯には、母がこしらえて持たせてくれた栗ご飯のオニギリがあり、生理痛が軽い。
そろそろ衣替えをして、秋のお洋服を購入しに行こう…とか考えられる。

そんな私を私は幸せだと思う。

幸せに思える自分も幸せだ。


「壊れかけのRadio」の歌詞。
ラジオから発せられる音が聞こえなくなった理由は、大人になったからだとしている。

この曲を初めて聴いた中学1年生の私は、大人になりたくないと思っていた。
初潮を迎えたばかりだったので、「大人になる」=「面倒」という図式が強烈に浮かんでいた。
失うものが多すぎると悲観していた。
だから、色気付くのも極端に遅かったと思う。お洒落をすると大人に近付くような気がして。


今。
私は大人になれたか甚だ疑問だが、でも言えることは、大人も満更悪くないということだ。
思春期を憂いていたあの頃の自分に、そっと教えてあげたい。

コメント (2)

豆腐を食べるクマ

2007年09月24日 22時40分45秒 | Weblog
昨日の夕御飯の鋤焼き。
吉熊に豆腐を食べさせた。

お口の端に豆腐の欠片が…。
コメント (2)

キョロキョロクマちゃん

2007年09月24日 22時40分09秒 | Weblog
芋子からもらった画像。
かわいい!

どっかの居酒屋にあったらしい、かき氷マシーン。
たしか、この色違いバージョン(青)が実家にあったような…。

上についているハンドルを回すとクマの目玉が動き、削られた氷が下から出てくるんだよね。


コメント (4)

徳永英明”VOCALIST&SONGS”

2007年09月24日 01時58分57秒 | Weblog

徳永英明 9/23 宇都宮市文化会館 ”VOCALIST&SONGS”


徳永英明のコンサートに行った。
最近、彼のCDを購入し、聴きまくっている母親に誘われた。

初めて自分のお小遣いで購入したCDは、
彼の「壊れかけのRadio」だ。
たしか中学1年生のときだったと思う。

「思春期に少年から 大人に変わる
 道を探していた 汚れもないままに」

流れるような旋律とストレートな歌詞に、すっかりと洗脳されてしまった、思春期真っ最中だった私。
今よりナイーヴで繊細な年頃。
まさしく汚れも知らない、清き私。

そんな私に我が家の人々はつれない言葉を投げかけた。
「へぇ。そういうの聴くんだ」

そんな彼らの言葉を背に、私は何度もこの曲を聴き、うっとりと自己陶酔していた。
暗き青春時代の私の幕開けである。

あれから、17年の月日が流れた。
あれから、多くの出来事に遭遇した。
あれから、色々な曲を聴いた。

そして、コンサートで「壊れかけのRadio」を聴き、噎び泣く我々親子。
とっても不思議な光景だと、泣きながら客観視してしまった。
母親が何故、徳永英明のファンになったんだか、私には分らない。
きっとこの17年の間に、彼女も変わったんだと思う。
逆に、私はこのコンサートであの頃の私に帰った気がする。
忘れていた、何か甘酸っぱい、あの頃に。


さて、思い出話はさておき。
コンサートの内容。(ネタバレ有り)





我々母子は、双眼鏡を持参していったので、彼の隅々まで観察できた。
勢い的に「野鳥観察」といった趣である。

2階席のシートに座り、じっくりと聴き入った。
素晴らしい!の一言に尽きる。
17年前に「壊れかけのRadio」を購入した自分は間違っていなかった~!って思った。
曲目もカバー曲が中心で、私のような初体験の者には大変有難かった。
「CAN YOU CELEBRATE?」
「恋におちて~Fall in Love~」
「わかれうた」
「桃色吐息」
「雪の華」
など…他人の歌、しかも女性の歌を、自分の歌として完成していた。
あの沁みるようなハスキーボイスで。

MCも良かった。
「みんみんの餃子をもらいました。…でも冷凍されていて、まだ食べていません」
に会場爆笑。



今夜の我が家の夕御飯は鋤焼だったのだが、あまりの感動で食傷気味の私。
相変わらずナイーヴな私に構わず、さっさと肉を食する家族。
そして、今。
私の隣…壊れかけた電化製品の如く、大きな鼾を立てて寝ている中年女性…母親。
でも彼女の誘いが無かったら、今回のコンサートには行かなかっただろう。
そんなこんなで、ありがとう。ママ。
コメント (2)