Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

前夜

2006-12-14 23:14:43 | Weblog
明日は学内「重要」業務のあと東京に向かい,「ワイン」研究の発表を行なう。20分という時間的制約と自分の英語力に合わせて,パワポをばしばし切る。分析方法はこれで正しいのか? 結果は面白いと受取られるだろうか? 楽しみでもあり,不安でもある。

夏のWCSSでも,自分の英語力が(さらに)低下していることは実感した。前の職場にいたときのほうが,英語をしゃべる機会があった。歳なんだから,これからはドメスティックで・・・と思うこともあるが,まだ未練はある。大それたことではなく,ささやかな夢として,国際ジャーナルに1本ぐらいは,と・・・。

国際的なMSの最新動向に違和感があるというか,関心が持てなくなってきているのは確か。しかし,いまだに非補償型意思決定モデルの研究が発展しているのを見ると,やはり捨てておけないと思う。「ワイン」で取り組んだ知覚レベルの選好形成とともに,非補償型選好の形成は,ぼくにとって未解決のライフワークである(永遠の?)。

非補償型で研究をリードしてきた Allenby さんや Meyer さんと明日話す機会があったとしても,語るべきネタがない。そう,ライフワークなどといいながら,ふだん何も考えていないからだ。日本でも非補償型をやろうという研究者が増えてくると,刺激になるのだが(と他人のせいに)。