Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

選択不能問題

2006-12-21 23:00:31 | Weblog
昨夜行った中野の「竹やぶ」は,軍鶏料理が一切品切れ。そこで早々と「陸蒸気」に移り焼魚を食べる。こちらは活気にあふれている。政府税調の本間会長に関して議論。あれだけ与党から辞めろコールが出ると裏が気になる。財政問題に知識も関心もないが,彼がやろうとしていたことは,そんなにヤバかったのかな・・・。

今朝は某大手Eコマース企業の方にお会いし,共同研究の打ち合わせ。いい方向に進むといいのだが・・・仲介してくれたWさんに感謝。午後はまた中野。といっても今度は真面目に「店舗内回遊」の打ち合わせ。夜,大学に戻って明日の(今年最後の)授業の準備をする。

昨日から,電車で移動中はずっと「ワイン」モデルに対する Allenby の助言について考えていた。彼の指摘を勘違いしていたことに気づく(ほんと,よくあるパタン)。そして,どうやるかが大体わかってきた(つもり)。もしそれでいくとなると,最初,立証しようと思っていた,ある効果を捨てることになる。それは前のモデルでも立証されなかったわけだし,すっきりしていいはずなのだが,なんか未練が残る。

研究も人生も選択の連続,つまり何かを捨てて何かを得るプロセスだといえる。割り切りが必要だ。しかし,ぼく自身はなかなかそれができない。うじうじ考えることで,あっさり考えると見逃しがちな何かを発見できればいいわけだが・・・。あるいは,選択不能性の理論でも打ち立てるか。