男はつらいよ～パルミの宝石３１

いいか、片手に杯を持つ、酒の香りをかぐ、な、酒の匂いが鼻のシンにずーっと染み通った頃、おもむろにひとくち、呑む。
さあ、お酒が入っていきますよということを、五臓六腑に知らせてやる、な。
そこで、ここに出ている突き出し、これを舌の上にちょっとのせる、これで酒の味がぐーんと良くなる。
それからチビリチビリ、だんだん酒の酔いが身体に染み通ってゆく・・・それをなんだお前、駆けっこして来た奴がサイダーを飲むみたいに、ガーッと飲んで、胃袋が驚くよ、それじゃ、わかったか満男。

いいですか、片手にワイングラスを持つ、ワインの香りをかぐ、これをブーケって云うんだな、そのブーケが鼻のシンにずーっと染み通った頃、おもむろにひとくち、飲む。
さあ、ワインが入ってきますよということを、五臓六腑に知らせてやるんですよ。
そこで、ここに出ているパルミの宝石というチーズを舌の上にちょっとのせる、これでワインの味がぐーんと良くなる。
それからチビリチビリ、ワインを飲んでパルミをかじって、これを繰り返す。
これが、クアトロの楽しみじゃないですか、寅さん。

クアトロで新着チーズ・パルミ３１のおつまみが解禁。
ワインと一緒にチビリチビリと楽しもう。

※クアトロは、今日・明日、連休させていただきます。

パルミの宝石３１

クアトロの開店以来３１代目のパルミが昨日解禁。
正確には、パルミジャーノ・レッジャーノだが、やはり略してパルミと呼ぶ。
そのパルミを半分にカットした中央部分、パルミの核の部分は、少ししっとりとしていて香りもよく特別に美味しい。
昔クアトロの父がその真ん中をつまみ食いしたところ、この美味しさを知るのだった。
以後、パルミが新しくなる度に、このつまみ食いが楽しみになる。
しかし、この情報をお客様が知るところとなり、これは公私混同ではないかと追求されることとなる。
以後、パルミの中心部分は、パルミの宝石と呼ばれ、クアトロのグルメたちに公開されるのだった。
パルミ３１のパルミの宝石を、あなたもひと区画いかがでしょう。
この宝石に合わせるお酒の秘密もクアトロの父を追求しよう。

※クアトロは、明日あさって連休させていただきます。

日本酒の物語２０２４～ゆきの美人復興しぼりたて生酒

「ゆきの美人」として知られる日本酒を醸造している秋田醸造。
この酒蔵は、1919年に創業され、2001年には蔵をマンションの一角に建て替えて酒造りを行ってきた。
昨年の夏に発生した記録的な大雨によってこの秋田酒造は被害を受ける。
酒蔵と事務所は浸水し、麹室も水につかったため床や壁紙の張り替えが必要だった。
幸い、周囲の酒蔵や酒販店が泥のかき出しやタンクの清掃などを手伝ってくれ再建を目指した秋田酒造。
「ゆきの美人」は穏やかな香りとやわらかい口当たりが特徴で、秋田を代表する日本酒の一つ。
そして「ゆきの美人」復興しぼりたて生酒がクアトロに入荷。
食中酒として楽しめる酒質は変わらずに美味しい。

不適切にもほどがあるパスタ

秋から冬のクアトロの季節のスパゲッテイ「カキの味噌クリームソース」「カキのピリ辛トマトソース」は、美味しいにもほどがあるパスタ。
カキは、広島仁島産にこだわっている。
広島仁島産のカキは、昭和の時代から大粒で、煮ても小さくならずにプリプリにもほどがあるのだが、このところの仁島産のカキは、さらに大きいにもほどがあるものが入荷していた。
その仁島産カキが、今朝の入荷で最後だと市場から通告され、クアトロに激震が走った。
桜の開花の時期だというのに、寒さにもほどがある今日この頃で、カキのパスタが食べたいのに、不適切にもほどがある販売終了が近づいています。
この週末にカキのパスタの食べ納めを適切におすすめします。

チーズの物語２０２４～アフィネ・オー・シャブリ

ウォッシュ・タイプのチーズは、地元のお酒でウォッシュするものが多い。
クアトロに入荷したウォッシュ・タイプのチーズ、ブルゴーニュの「アフィネ・オー・シャブリ」は、辛口白ワインで有名なシャブリの絞り粕から造ったマール(ブランデー)でウォッシュしたもの。
同郷のもので、エポワスが有名だが、エポワスよりは優しい味わい。
さて、このチーズにはやはり「シャブリ」を合わせてみたいが、クアトロにはシャブリが置いてない。
それでも、シャブリのプレミアム・クリュと遜色ないイタリア・フリウリの「ファザーズ・アイズ」がある。
シャブリ同様にミネラル感あるシャルドネをしっかり樽熟させたもの。
チーズとワインのマリアージュをクアトロで試してみよう。