ワインをレストランでボトルで飲みたいのだが、ワインのティスティングが堅苦しいと云う声が多い。
しかし、ワインのティスティングのこつを覚えるとこれが中々楽しい。
そこで、クアトロの父がそのこつを伝授しよう。
ワインのテイスティングのさまざまな所作を習得しても、一番困るのが「お味見をお願いします」と云われ感想を述べる時だ。
しかし、その味見も自分の好みのワインの温度を確認すれば良いとなると、気が楽になるだろう。
そして、いよいよ乾杯だ。
しかし、ここでビールのようにチーンとグラスを合わせるのはやめよう。
ここは、ちょっと気取ってグラスを目の高さに上げて「乾杯!」と唱和する程度にしよう。
あとは、会話を楽しみながらワインを飲もう。
ワインの一番大事なマナーは、楽しく飲むことだった。
その後に廻ってくる伝票のことも考えると、楽しまないともったいないのである。
しかし、ワインを飲み進むと必ず「このワインのお味はいかがでしたか」と、サービス係がやってくる。
もちろん「美味しいですよ」で良いのだが、どう美味しいのか表現出来るとさらに、レストランでのワインが楽しくなる。
クアトロの父がそのこつも伝授しよう。
ワインの味の表現は、おおよそ4つぐらい覚えておけば良いだろう。
エレガントまたは、優雅な味わい
力強いまたは、厚みのある味わい
香ばしさのある味わい
フルーティーまたは、果実味のある味わい
の4つだ。
また、それぞれわ合わせて使えば色々に表現出来る。
たとえば、シャルドネやピノ・ノワールは、「エレガント」。
カベルネ・ソーヴィニヨンは、「力強く厚みがある」。
ジンファンデルやメルロは、「果実味が豊か」。
グルナッシュやカリニャンなどは、「優雅で果実味がある」。
シラーやマルベックは、「力強く、香ばしい」。
などなど。
「このワインのお味はいかがでしたか」
「美味しいですね、とても優雅で力強く、さらに香ばしくて果実味が豊富ですね」
あまり並べすぎるのは、危険だ。
おわり
※4月11日(月)から15日(金)まで、クアトロはメンテナンスのためお休みさせていただきました。