ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ワインの物語~テイスティングのこつ(その2)

2022年04月12日 | ワインの話

ワインをレストランでボトルで飲みたいのだが、ワインのティスティングが堅苦しいと云う声が多い。
しかし、ワインのティスティングのこつを覚えるとこれが中々楽しい。
そこで、クアトロの父がそのこつを伝授しよう。
さりげなく料理に合うワインを注文すると、いよいよテイスティングである。
ソムリエは、ワインが注文されたものかどうか、エチケットを見せに来る。
エチケットとは、ワインのラベルのことだが、ワインを究めようとする者は、あえてエチケットと呼ぶ。
このエチケットには、ワインの情報がさりげなく記入されているのだが、ここはソムリエを信頼してメガネなどは取り出さずに、頷いておく。
しかし、ここでワインのボトルの形はチェックしておく。
ボトルの形である程度のワインの味わいが推測できる。
ボトルが怒り肩の時は、ボルドータイプのワインで、赤ワインは濃厚で複雑さのある味わい。
白ワインは、爽やかなリンゴ酸が特色である。
ボトルがなで肩の時は、ブルゴーニュタイプのワインで、赤ワインは軽快ながら奥行きのある味わい。
白ワインは、樽熟のやわらかな乳酸が特色である。
これは、フランスワインに限らずに他国のワインも味わいのスタイルからボトルを選ぶ傾向がある。
しかし、色々と例外があるので注意は必要だ。
さらに、細長いボトルはドイツワインで、赤は珍しいが白ワインは、甘みと酸が特色である。
この程度を押さえておき、これ以外のボトルの形は、変わった形のボトルですねとでも、述べておく。
ボトルのチェックが済むと、やっとワインの抜栓にとりかかる。
この時、あまりしげしげと手さばきを見つめていてはいけない。
横目でちらっと見る程度にしておこう。
この間に、ボトルの形から推測出来る味わいを、パートナーとの会話に活かそう。
ボルドータイプのボトルの赤ワインならば、
「きっと、濃厚な味わいだろうね」
ブルゴーニュタイプのボトルの赤ワインならば、
「きっとベリー系のエレガントな味わいだろうね」
とか、ちょっと囁いておこう。
この程度の予測を述べる分には、星占いの文章のようなもので、当たらずとも遠からずである。
それどころか、聞き耳を常に立てているサービス係は、この後の対応に配慮をすることであろう。
必要以上に、サービス係がテーブルに寄ってきて、色々と料理やワインの良い情報やサービスを提供する可能性がある。
しかし、あまりワインの知識を披露しすぎると、サービス係が近寄らなくなる可能性もある。
そのあたりの駆け引きも楽しいものだ。
つづく

※クアトロのシェフが、BSジャパネットの料理番組に出演しております。
スマートフォンから「つながるジャパネット」アプリで“キャシー中島のハッピーレシピ”の見逃し配信で視聴できます。

※4月11日(月)から15日(金)まで、クアトロはメンテナンスのためお休みさせていただきます。


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