ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

チーズの物語~ラングル

2022年03月21日 | チーズの話

今日のおすすめは、フランス・シャンパーニュのラングルと云うウォッシュ・タイプのチーズ。
表面は臭いのだが、その中味はとても濃厚な旨み。
このチーズの上面には、必ず窪みがある。
この窪みは、製造過程のミスから生まれたものだが、この窪みにマールと云う地元のブランデーやシャンパンを注いで食べると云う贅沢な食べ方もある。
この窪みをラングルのフォンテーヌ(泉の意)と呼ぶ。
この辺りが、フランス人の商売上手なところで、失敗品もフォンテーヌと云ったり、地元のお酒を組み合わせたりする。
高いシャンパンなどでなくとも、フォンテーヌに注がなくても、色々なお酒に良く合うチーズだ。

※本日の夜の営業は、まん延防止対策による時短要請により
 夜、8時お料理のラストオーダー、最終入店
 8時50分完全閉店とさせていただきます。
 お酒の提供は8時30分までとなります。
 また、1テーブル4名さままでのご案内となります。
 ご理解とご協力をお願いします。

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チーズの物語~ラ・ロッサ2022

2022年03月20日 | チーズの話

東京の桜が今日開花宣言。
豊四季のクアトロでも桜のチーズが開花宣言だ。
イタリア・ピエモンテから日本の桜餅にインスピレーションを得て作られたシェーブルチーズ“ラ・ロッサ”が入荷。
ラ・ロッサは、イタリア語で桜のことだが、桜餅のように桜の葉の塩漬けでチーズを包んだチーズ。
栗の葉やイチジクの葉に包んだチーズはあるのだが、桜の葉はこのチーズが初めて。
シェーブルの酸味とミルクのコクに桜葉の塩味と香りが上手くマッチしたチーズ。
チーズの中にも、桜の葉を刻んだものが入っていて、山羊乳の苦手な人にも食べやすいチーズ。
チーズを包む赤いリボンも日本のおもてなしを思わせるものだ。
クアトロのラ・ロッサで、花見酒はいかがだろう。

※本日の夜の営業は、まん延防止対策による時短要請により
 夜、8時お料理のラストオーダー、最終入店
 8時50分完全閉店とさせていただきます。
 お酒の提供は8時30分までとなります。
 また、1テーブル4名さままでのご案内となります。
 ご理解とご協力をお願いします。

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チーズの物語~アドナイ・さゆり

2022年03月19日 | チーズの話

クアトロの父は、サユリストである。
吉永小百合のファンと云うことだが、吉永小百合の映画は「キューポラのある街」から「いのちの停車場」まで、ほとんど観ている。
クアトロに「さゆり」と云う名前の白カビチーズが北海道は北の果て・おっこべから届いた。
このチーズは、若い内は、クリーミーで爽やかでチャーミング、熟成が進むとまろやかな深い味わいになる。
まさに、吉永小百合なチーズ。
サユリストにも、そうでなくとも、えっ何のことと云う人にも、おすすめのチーズです。

※本日の夜の営業は、まん延防止対策による時短要請により
 夜、8時お料理のラストオーダー、最終入店
 8時50分完全閉店とさせていただきます。
 お酒の提供は8時30分までとなります。
 また、1テーブル4名さままでのご案内となります。
 ご理解とご協力をお願いします。

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ワインの物語~ボルゲリ・ロッソ

2022年03月18日 | ワインの話

イタリア・トスカーナにボルゲリと云う高級ワインの産地がある。
クアトロの父がボルゲリの近くの村スベレートを訪れたのは1997年の春。
そのスベレートのブリケッラ農園でアグリツーリズモを経験した。
アグリツーリズモとは、農園の宿泊施設のことで、日本の民宿をおしゃれにしたようなものだ。
ブリケッラ農園では日本人が経営しており、無農薬でのワイン作りを行っている。
広いワイナリーの真ん中に宿泊施設がある。
夜は真っ暗な農道を懐中電灯を頼りに母屋にあるレストランまで歩く。
ゆっくりと歩いて5分以上かかった。
母屋のレストランで郷土料理とこの農園のワインを堪能してほろ酔いで帰る夜道。
空を見上げるとこの年に地球に最接近したヘール・ポップ彗星を見ることが出来た。
スベレートでの夜に神々しい体験をしたクアトロの父だ。
部屋に戻り、まだ飲み足りなかったクアトロの父は、グループの仲間とワイン畑の一角でさらに飲み続け、クアトロの父はワインをラッパ飲みするのだった。
映画「熱いトタン屋根の猫」では、生きる糧を失い酒浸りとなるポール・ニューマンがワインのラッパ飲みをするシーンがあった。
一度、これをやってみたいと思っていたクアトロの父であった。
スベレートでの夜に願いを叶えたクアトロの父だ。
ブリケッラ農園のホームページから写真を拝借したが、この写真の農道で彗星を見て、手前の木の下でワインをラッパ飲みした記憶がある。
先日、ボルゲリ・ロッソを夜中にラッパ飲みしてみた。
青臭い味でアルコールを強く感じ、美味しくは無かった。
香りを楽しめないためだろうか。
それでも、スベレートの夜を思い出したクアトロの父だ。

※本日の夜の営業は、都合によりお休みさせていただきます。

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ワインの物語~サクラ・シラーズ

2022年03月17日 | ワインの話

昨晩は、サクラを堪能した。
桜のエチケットのオーストラリアワインを味わったクアトロの父。
このワインのポスターには、
「この桜ラベルはニュー・サウスウェールズ州・カウラ地区の深い歴史が関わっています。
1944年、第二次世界大戦中カウラの地で捕虜になっていた日本兵約1000人余りが大脱走を企て200名以上もの死者を出した事件がありました。
(この事件は1984年まで日豪政府に隠蔽されていました)
カウラの人々は事件で命を落としてしまった日本兵を手厚く葬り、日本との友好関係を深めるために本格的な日本庭園や日本文化センターを作りました。
さらには日本人墓地から日本庭園までの5kmの間に約2000本の桜を植え、毎年桜祭り(10月頃)が行われるようになったのです。
国際理解を象徴する並木道としての桜。
この桜をモチーフにしたのがウッドブロック・サクラ・シラーズのラベルです。
売上金の一部が「Caura Sakura Matsuri Festival」に寄付されます。」
とある。
戦争の無情を感じ、この美味しいワインをいただけた小さな幸せに感謝する春の宵でした。

※本日の夜の営業は、まん延防止対策による時短要請により
 夜、8時お料理のラストオーダー、最終入店
 8時50分完全閉店とさせていただきます。
 お酒の提供は8時30分までとなります。
 また、1テーブル4名さままでのご案内となります。
 ご理解とご協力をお願いします。

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