ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

泡の美味しいイタリアン

2017年06月02日 | ワインの話

Photoクアトロの6月は泡もの特集だ。
この泡ものとは、発泡ワインのことで、スパークリング、シャンパン、クレマン、カヴァ、スプマンテ、ゼクトなどと色々な呼び名がある。
どの発泡ワインにしても、ワインを究めようとするものは、泡ものの持つ優雅な雰囲気を大事にする。
まず抜栓の時は、スッパーンと景気よくやるよりも、静かに注意深く栓を外し、淑女のため息のようなプシュっという開け方を求めなくてはならない。
「プシュ、これから魅惑のひとときが始まるのね」とスパークリングワインが囁くがごとく。
次に、グラスは細長いトゥールシャンパンを用意する。
麗しのサブリナのようにお尻のポケットにグラスを入れて、屋外で飲むのも良いが、まずは室内で素敵な人と一緒に飲もう。
注がれた泡ものワインはグラスの下から静かに小さな泡が無数に立ち上るものが良い。
ゴボゴボと泡が出てくるものは優雅とは云えないものだ。
この泡をワイン道を究めるものは、パールと呼ぶ。
グラスの中ににパールが連なれば、これを真珠のネックレスと呼ぶ。
写真のように、真珠のネックレスのむこうに、特上ウニのパスタが見えるというのは、ワイン通の極みである。
次に乾杯の時は、グラス越しに「君の瞳に乾杯」とハンフリー・ボガードのようにきめゼリフを放つ。
さらに、スパークリングワインにイチゴを入れたり、角砂糖を投入したりする応用編も身につけたい。
クアトロでこの6月に泡ものの道を極めよう。

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