ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

秋のチーズ特集~醍醐味

2016年10月03日 | チーズの話

大乗仏教の教科書「大般涅槃経」によると、五味として順に乳→酪→生酥→熟酥→醍醐と精製され、醍醐こそが一番美味しいものであるという。
涅槃経も同じく最後で最上の教えであるとたとえて書かれている。
これを五味相生の譬(ごみそうしょうのたとえ)という。

「牛より乳を出し、乳より酪(らく)を出し、酪より生酥を出し、生酥より熟酥(じゅくそ salpis サルピス:カルピスの語源)を出し、熟酥より醍醐を出す。
仏の教えもまた同じく、仏より十二部経を出し、十二部経より修多羅(しゅたら)を出し、修多羅より方等経を出し、方等経より般若波羅密を出し、般若波羅密より大涅槃経を出す」

この醍醐はチーズのことを指すと思われる。
醍醐すなわちチーズこそは仏の最高の教えに例えたいほどに尊く美味しいものなのだ。
クアトロの10月は醍醐祭り。
今日のチーズプレートならば、
ブリヤ・サヴァラン・アフィネ
ロックフォール・パピヨン
カブラレス
ヴァランセ
アイリッシュポーター
ゴリアルド
シメイ・ア・ラ・ビエール
ゴーダ三年熟成ゴールドスター
ミモレット・エクストラ
などを取りそろえているクアトロ。
それ以外にも、“じゃがいものチーズ焼き”などのチーズ料理もおすすめだ。
クアトロでワインとチーズを楽しむことこそ尊く美味しい醍醐味であるとクアトロの父は説くのである。
また、木曜日にはチーズの女王または、醍醐の弥勒菩薩と云われる“モンドール”さまもクアトロにいらっしゃいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする