クアトロの父は左利きだ。
草野球では、ピッチャー以外だとファーストか外野を守ることになる。
少年の頃は、外野がいやだった。
外野を超されてボールが草むらにでも入ると大変だった。
クアトロの父が子供の頃は野球のボールも貴重品だった。
ボールに名前が書いてあるのは普通で、草むらに迷ったボールは試合を中止してでも探さなくてはいけない。
春に朝露がついた草むらをかき分けてボールを探している少年の頃の情景。
クアトロの新着ワイン“パラツォーネのウンブリア・ビアンコ”を試飲してみると、あの頃の若葉の香りと、暖かい春の日差し、そんな甘酸っぱい記憶がよみがえる。
この白ワインは爽やかな香りときれいな酸を持っている。
春の日差しによく似合うワインだと思う。
※クアトロは明日とあさって連休させていただきます。