今日は、叔母のお見舞いに病院へ出かけた。
「健康が財産と思って細々と生きてきたけど、貧乏で病気になるとどうしようもないね」
とは、きつい言葉だった。
クアトロも身を粉にして働いているが、どうも税金が高くて困る。いざという時に還元されるのだろうか。
「お代官さま、殺生な」と叫びたくなる。
お見舞いの帰りには、スタミナ補給のため、トンカツ屋さんに入った。キャベツは食べ放題である。一生懸命キャベツを食べた。キャベツは素焼きの器に大盛りにされている。隣には、同じ焼き物の小鉢。どうやら、灰皿のようだ。間違って、取り分け皿に使う人もいるだろうにと、いらぬ心配。
映画「有頂天ホテル」でも同じような挿話。有頂天ホテルで、間違えて灰皿を取り分け皿に使ってしまったお客様があった。支配人は、そのお客様に恥じをかかせてはならじと、あわてて他のテーブルの灰皿を回収して、違う物と置き換える。
今日のトンカツ屋さんで、誰か間違わないかなとキョロキョロするクアトロの父だった。
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