ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ブリヤ・サヴァラン

2007年07月29日 | チーズの話

Photo_411 あれは中校生の頃だっただろうか。喫茶店で「サヴァラン」なるケーキを初めて食べた。お酒が効いているケーキだ。何て美味しくて、おしゃれな食べ物だと思った。何やら覗いてはいけない大人の世界に踏み込んだ気がしてドキドキしたものだ。
チーズにも、「ブリヤ・サヴァラン」という名のものがある。どちらも、フランスの美食家ブリヤ・サヴァラン氏(1755-1826)の名前をいただいたものだ。チーズの方のブリヤ・サヴァランは、生クリームを混ぜ込んで乳脂肪75%、トリプルクリームという分類のチーズで、味わいはクリーミーで濃厚だが、後味は爽やかである。高脂肪は良くないとされるが、このチーズを口にするとそんなことは、もうどうでもよくなる。ドライフルーツやジャム、ハチミツなどを添えるとワクワクドキドキである。
このブリヤ・サヴァランの著書に「美味礼讃」がある。クアトロの父もこの本を購入したが、まだ積ん読の状態。しかし、彼の言葉で「チーズのない食事は片目を欠いた美人のようなものですね」というのがある。彼は政治家でもあるので、現代だったら、不適切な表現とされるかもしれないが、云いたいことはよくわかる。
ブリヤ・サヴァランの熟成させたものブリヤ・サヴァラン・アフィネをクアトロで楽しめます。時を超えた美食の世界を体験してみませんか。

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